日本プロ野球4番打者全員の表が労作
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約250ページで、序盤にいろいろなランキングがあり、例えば
「本塁打1本あたりの試合数」「4番時と非4番時の1試合あたりの打率差」
などマニアックな上位がランキングされている。
次いでON、野村、張本など代表的な4番打者52人について、ほぼ4ページずつ、
(現役では、松中、金本、中村紀、小久保、カブレラ、松井秀)
1ページ目に年度別4番成績。文庫のこういう表は小さいものだが、
これは大きめでたいへん見やすい。文庫野球本史上過去最美。
4ページ目に、各選手の‘代表作”である「この試合がスゴい!」を紹介。
巻末に、「日本プロ野球4番打者成績」として、16ページにわたって、
1958〜2007年のあいだ、「1回きり者」まで全員網羅したという、
とんでもない表が掲載されている。(4番試合数順)
数えられないが、おそらく800人ぐらい。
金村、長崎、山村善、淡口、佐々木誠、千藤など、4番が多かったような
イメージの人が実は1試合だったり、立浪や西田真二が意外に多かったり、
関根潤三さんが何十試合も4番を打っていたなど、新発見が多数。
文庫でこんな表は、他にないでしょう。