頭にすっきり入ってくるメンター指導書
★★★★★
ともすると難しくなりがちな内容を、よく噛み砕いて小説にしていると思いました。
とても読みやすい一冊です。
自分も教育担当になった経験があるので、
感情移入してしまいます。
そのうえで、ポイントがわかりやすくて驚きました。
とくに、「Be-ing」の考え方、整理すれば当たり前のことながら、
ひとつの気づきになります。
メンターには、読んでみてもらいたい一冊。
ちょっと表紙が恥ずかしいですけど…。
ただ、タイトルの「どちらが育つか?」には答えを示していません。
あえてかな、と解釈しました。
たぶんどちらも育て方次第で育つのだということなのかな…??
物語じたてなので頭の中にストンと入る!
★★★★★
タイトルのどちらが育つか?がわかる本と
いうわけではなくて、どのように新人育成を
したらよいか、主人公と一緒に悩みながら
頭のなかにストンと入ってくる物語じたてに
なっています。
やっぱり物語じたてのビジネス書は面白い!
一気に読めてしまいます。ほかのテーマでも
ぜひ読んでみたいです。
どちらのタイプにも良さがある
★★★★★
草食系男子、肉食系女子、新入社員の全てをこの2タイプに括れるわけは無いのだが、仮想の職場で起こるストーリーは、他人事とは思えない。
どれか一つは共感することがあると思う。
流行りの萌え系表紙に合って、中身も軽いタッチと所々にイラスト入りでコミック仕立て。
電車で読むにはカバーが必須かもしれませんが、堅苦しくない話を通じて、それぞれの良いところを見れる余裕を持ってみるのも良いのではないでしょうか?
世代の違うOJT指導者の方にお薦め
★★★★★
世の中一般にあるOJTに関する書籍と違って、小説なので
すぐに読める内容でした。
最近の若手の行動で「これあるな」と思えるものが言葉に
なっていて、解決策も理屈ではなく具体的なところが活用
できると感じました。
自分自身なかなかできていないと感じ、反省もさせられる
内容になっています。
人材開発用語がところどころで出てくるのが、読者に
よっては難しさを感じるところかもしれませんが、
ストーリーになっているため、問題なく読める内容です。
新入社員の育成に関わる全ての方にお薦めです。
草食系男子とは?肉食系女子とは?
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わかったこと。
【草食系男子】
人と対立したり、自分が否定されたりすることを避け、平和に仲良く生きて行きたい気持ちが強い。
自分から声をかけるのではなく、相手から声をかけてくれるのを待つ。
感情の起伏があまりなく、いつものんびりしている。
何かやりたいこと、成し遂げたいことがあったとしても口には出さず、我慢しているが、自分の身に危険が及ぶと必死に抵抗し、時には逃げ出す。
→基本的にいいやつだが、覇気や爆発力に欠ける
短期的には1つ1つじっくりやらせるしかないが、
長期的に上手に育てていけば、すごい力を発揮する
【肉食系女子】
自分がやりたいこと、楽しいこと、認められることをどんどん実現したい気持ちが強く、自分から行動する。
わからないことに対して積極的に自分から質問・確認し、時には相手を困らせるが、あまり自己認識はない。
感情の起伏に富み(喜怒哀楽を素直に表現する)、自分は意識していなくても、周囲の人に大きな影響を与える。
この先に何があるのかをすぐに想定しにいき、それが見えてしまうとすぐにつまらなくなってしまい、他のものを追い求めてしまう。
→行動力があるので、非常に期待が高まる
よくコミュニケーションをとって、
前を向かせ、浮沈がわかりやすい感情面にも上手付き合っていくことができれば、
短期的にも長期的にもすごい力を発揮する
20代でファーストキャリアを築ける人、築けない人