いつもながら温かく励ましてくださるエッセイです
★★★★★
このご本も、三宮さんらしい爽やかで温かい文章です。
決して押し付けがましくなく、緩やかに読者に語りかけてくるようです。
「ジュニア新書」ですが、ジュニア以外の年代が読んでもOKです。
三宮さんのご本を読むたびに思うのですが、よく、すぐに「最悪〜!」って言う人がいますね。
でも、本当に最悪なのでしょうか。
結果が、自分の描いていたとおりにならなかったら、それが最悪なのでしょうか。
残念な結果かもしれないけれど、立ち直ったりしばし休んだりするためのきっかけは、ちゃんと用意
されているような気がします。
それに気づかない人が多いのかもしれません。
日々生きていると落ち込むこともいろいろと多いですが、最悪なんて思わずに自分にできることを
考えて、ポジティブに生きたい、三宮さんが背中を押してくださる感じがしました。
本当の幸せ・・生きる根本の力を与えてくれる一冊
★★★★★
この書物の存在を知ったのは、近所の教会で牧師先生の説教の中で引用されたことがきっかけである。
本書の一節である「リベンジ」を中心に、本書で記された三宮さんのリベンジからメルシーに至る心の動きが、引用されたのであった。
本書を通読した。透き通った響きのある、凛として整った文章が実に、リズミカルに読みながら、語りかけられるという感覚を興させる。そして、確かに「ジュニア新書」の読者層に向けられたエッセイの数々であるけれども、我が生き方に深く、強く響く教えの数々があった。
これからも自分が悩み、絶望に囚われそうになった時にも、そして、何らかのものづくりに携わることになった時にも、読み返し、響きを味わいたいと思う。