ふむふむ
★★★★★
ストーリーの展開が素直で,理詰めのわかりやすいミステリです。
料理のレシピが,食欲をそそります。おいしい料理を作りたくなる。良いレストランを探したくなる。これだけ食欲にはあけすけで貪欲な小説なのに,女性をとても皮肉っぽく描くのはどうしてでしょうね。
ともかく,とても面白くて,買って損しません。特にグルメのあなたにお勧めです。
一気に読み終わる
★★★★★
滅多に外出しないウルフが汽車に乗るシーンから始まって,
全編ウルフとアーチーの心地よい掛け合いが楽しめる。
あちこちに張られた伏線に読後思わず唸ってしまった。
ネロ・ウルフにはふさわしい晩餐会
★★★☆☆
作者のネロ・ウルフものの代表作。ネロ・ウルフものはアーチーとの会話のやり取り以外は読み所のない退屈な作品が多いのだが、本作は世界の名料理長を集めた晩餐会に主賓として招かれたウルフの前で殺人が起きるという趣向を凝らしている。
美食家のウルフにはピッタリの設定で、しかも私の記憶ではウルフが自宅を離れて事件現場で活躍するというのも珍しい。料理長達も「船多くして船頭山に登る」の喩えの如く、奇矯な行動を取る。
ウルフが事件に巻き込まれるという設定、美食とミステリの組み合わせという試み等様々な趣向が楽しめるシリーズの代表作。
名コンビ
★★★★★
ネロ・ウルフとアーチー・グッドウィンのコンビが新鮮で非常に良い。お互いに皮肉を言い合いながらもバッチリ息が合っている。アーチーによる語りも軽快でテンポがいい。他の作品も読みたくなるような傑作。
Very Good!
★★★★☆
この本は、普通の推理小説とは違いミステリーandグルメと言う二つのカテゴリの物をいっぺんに読めるので一石二鳥。