インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)

価格: ¥546
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
Amazon.co.jpで確認
『かもめのジョナサン』原作。「ほとんどのカモメが、飛ぶことに関して学ぶのは、いちばん単純な事実だけだ。海岸から食べ物のあるところまで到達し、また戻ってくること」。ジョナサン・リビングストン・シーガルという名の風変わりな鳥を描いたこの寓話の中で、著者リチャード・バックは語る。「たいていのカモメにとって、大切なのは飛ぶことではなく、食べることだ。しかし、このカモメにとっては、食べることではなく、飛ぶこと自体が重要だった」。飛行は、まさにこの物語の意義を高める、象徴的行為である。この寓話に込められた究極の意味は、たとえ、群れや仲間あるいは隣人から自分の野心は危険だと思われても、より高尚な人生の目的を探求することは大切だ、ということだ(われらが愛するジョナサンもある時点で、自分の群れから追放される)。妥協せず自分の気高い理想を守ることで、ジョナサンは、超越という究極の報酬を得た。そして最後に愛と思いやりの真の意味を知るのである。ラッセル・マンソンによる幻想的なカモメの写真が、この物語にふさわしいイラストとなっている。ただし全体的なデザインは、多少時代遅れの感があるのは否めない(この作品の初版年度は1970年だった)。しかしながらこの作品に流れる精神は不朽であり、とりわけ、若者の心を惹きつけてやまない。
ジョナサンが背中で情熱を語ります。 ★★★★★
「これでいいいのか?」と悩みながらも、目標に向かって進んでいる人に
お勧めの一冊です。

「それでいいのだ!」と、ジョナサンの生き方が、あなたの背中を力強く
押してくれるはずです。ジョナサンは私達に何も語りかけてきませんが、
ひたむきなその後姿から情熱、目標設定、創意工夫、諦めない、素直で
あること、調和、人生の喜びなどを学べます。

私も時速百キロ以上で海面に叩きつけられるジョナサンのように、身体を
はって新しいことや問題にぶつかっていこうと思います。そして、想像を
超える結果に出合えることを楽しみにしてます。
アメリカ流,禅の奥義 ★★☆☆☆
登場人物(動物)が“かもめ”のみの幻想的な中編小説(短編に近い)。

明け方の清澄な空気を思わせる瑞々しい作風で、そこには何かしらの求道的な精神が表れている。
ひたすら速く飛ぼうと試行錯誤する姿勢はどこか、平成初期に人気を集めた漫画『DRAGON BALL』を彷彿とさせるものがある(この小説はそれほど暴力的でもダイナミックでもないが)。

かもめが独特な方法で飛行するのをイメージするのは割と難しい。
猛スピードで海面に激突しても命を落とさなかったり、現実的にはありえない描写が少なくないので、非合理も愛嬌の世界を受け入れられない読者には向かないかもしれない。
「イリュージョン」とセットで ★★★★★
「かもめのジョナサン」はいい小説です。
何かに行き詰まったり、人との違いに悩んだりしているときにはこの小説にたくさん勇気づけられると思います。
ただ、何も考えずに読んでしまうとあまりにもジョナサンが特別すぎて普通の生活をおくる「かもめ」たちが何も考えない劣った存在のように感じてしまいます。人によっては鼻に付くような話だと思うでしょうし、また、ある人が読むと場合によっては考え方が違う他人を劣った存在と見せてしまうかもしれません。
でも、リチャード・バックが次に書いた「イリュージョン」を読むと、この小説の捉え方が変わります。
「かもめのジョナサン」はジョナサン側から見た話であるからジョナサンが特別な感じに感じられますが、それはジョナサンが「好きでやっていること」で何もジョナサンだけが特別ではないということが理解できます。

「普通と思われる生活を送る」ことも一つの選択だし、ジョナサンのように「世捨て人(鳥?)のような生活を送る」ことも一つの選択。
どちらもやりたいことをやっているだけ。そこには何も崇高だとか特別だとかということはないし、どちらが良いとか悪いとかということもない。「イリュージョン」を読むことでこの小説で世捨て人的な考え方に傾いてしまったバランスをいい具合に戻してくれます。

ジョナサンを「イリュージョン」の元・救世主のドナルド・シモダに置き換えて読むと面白いかも。
人間のジョナサンになれるか ★★★★★
社会に於いて人間は、ある種決められた世界で生きている。それはそれで正しい。カモメは飛ぶ事が最大の武器である。その武器によって餌を取りコミュニティーを作り社会を形成している。では人間は何か?それは最大の武器は知能である。勉強し大学に行き少しでも良い就職先を選び生活を確保する。

子供の頃、何の為に勉強するのかを聞いたら大学へ行き良い会社へ行く事への準備だと教わった筈だ。答えられなかったとしても結局そのような流れになっている。では食べる為に勉強しているのか? ジョナサンは人間の脳はもっと違う事に使う為にあるのではないのか?と疑問を投げかけていると思う。確かに人間社会にもジョナサンのような人物はいる。しかし殆どの人間はジョナサンでいう地上に住み群れて生活をしている。それを否定してる訳ではないが、もっと飛ぶ事(頭を使う事)の意義を考える必要があると感じた。

学者になり新しい発見をし人間社会に貢献してる人もいるし、会社を起こし新しい雇用を作り社会に貢献してる人もいる。一番大切なのは何の為に勉強をしているかだと思う。ここでいう勉強とは頭を使うという事である。

社会的地位の高い職業は、本来はジョナサンのような生き方をしなくてはならないのではないだろうか?その対価でお金を貰っているに過ぎない。ジョナサンのようなレベルになれば今度は社会に還元していく行き方こそが理想なのかもしれない。

色々考えさせられた本でした。
感動の鳥肌が立つ。 ★★★★★
「人生とは、何か」を問い掛ける『かもめのジョナサン』である。
 目の前の食べることだけを追い求めるのではなく、かもめの可能性を追求したジョナサンの物語から、僕らが学ぶことがある。

 社会の中で、大衆の中で、家族の中で、一般常識を超えた行動に対する非難と、孤独、自分自身と戦いながら、挑戦を続けるジョナサンの姿から、熱い情熱が伝わってきます。

 ジョナサンが古巣に戻って、次の世代に、かもめの可能性を伝授する愛情に、社会が進歩する姿を見ることができる。
 一羽のジョナサンが、かもめの歴史を変える物語でもある。