やってくれましたね、って感じです。今回は、由宇と闘真が敵味方になってしまうのですが、読んでる人は、ずっとどっちが強いんだろうと思ってたはずなので、この展開に大満足なのではないでしょうか。しかも、一話完結スタイルだったのが、つながったストーリーへと変わってきていて、今後の展開も楽しみです。

期待を裏切らないという事はとても大切な事だと思う。期待はその通りでは面白くないし、どこかで上回っていないとガッカリするものだ。だから期待通りで面白いというのはとても難しいことだと思うが、この作品は見事だ。天国の門のおおよその骨格しか描写されていないのに、この展開！
人の人たる所以を考えさせられる、深い描写やかなり行ったであろう医学的なリサーチがこの作者の誠実な側面を感じさせる。街全体をこうも自在に物語りに組み込んでスケールを思うがままに操っている作風もこの４卷が今の所最高だ。感じ方は個人差があると思うが、私は本当に面白いと思うのでおすすめする。

バトル！
なんといってもバトルです
特にミネルヴァVS由宇と
由宇VS闘真は見物です

“天国の門”編の下巻です。
お姫様の思いがけないカッコイイ行動には憧れてしまいます。
本文は少し難しい表現もありましたが戦闘シーンなど何度も読み返すと場面が繊細にイメージできました。（挿絵も素敵ですし！）
登場人物の意外な一面、隠れた素顔が見られたり。
緊迫した場面の合間にほっと一息つけるようなギャグテイストな場面が所々に（笑）

是非お勧めしたいです！