前作の燻し銀の輝きに対し、全面霧のかかったような雰囲気のアルバムです。
曲中のアレンジも、アドリブをフィーチャーするといった感じよりメロディラインを”より”引き立たせるようなものが多く感じられます。
概してJAZZというよりEasy Listening系に聞こえる仕上がりですね。
唯、Be MineやLittle Black Samba（リズム隊の仕上がりも注目！）の仕上がりは良好です。やっぱりこの人はヴォーカルサポートのほうが良いのでしょうか？
お休み前の一枚としてはお薦めです。

この時期の他のグローバー作品と同じく、一流のスタジオミュージシャンがバックを務めていい演奏を聞かせてくれる。一部の曲でボーカルにフィーチュアされるグラディテイトも、ドラマーとして認知されるのみならず歌手としても人気の高い実力派。作曲面では、Ralph MacDonald, William Solter, William Eatonのライティングチームも活躍している。

Grover Washington Jr. (sax)
Ralph MacDonald (perc)
Steve Gadd (drums)
Marcus Miller (bass)
Richard Tee (Fender Rhodes)
Eric Gale (guitar)
Paul Griffin (synthesizers)
Grady Tate (vocal on tracks 3,6)
background vocal
(on tracks 3,5,6) : Yvonne Lewis, Vivian Cherry,
Ullanda McCullough, Frank Floyd,
Zack Sanders, William Eaton

トラックリスト
1. East River Drive (4:44) [Grover Washington, Jr]
2. Come Morning (4:57) [Grover Washington, Jr]
3. Be Mine (Tonight) (6:38) [Ralph MacDonald, William Solter, William Eaton]
4. Reaching Out (4:08) [Grover Washington, Jr]
5. Jamming (5:05) [Bob Marley]
6. Little Black Samba (5:24) [Ralph MacDonald, William Solter, William Eaton]
7. Makeing Love To You (4:43) [Grover Washington, Jr]
8. I'm All Yours (4:43) [Richard Tee, Steve Gadd]

大昔からまんまスムーズジャズ。ケニーＧのねたもと。ネタバレ。
ワインライトの次のアルバム。それほど器用＝商売上手な人ではない。
渡辺サダオともかなりかぶる。シンセサイズドされすぎなプロダクションと安全路線をとったことがかなりマイナス。
売れたら次は冒険しなくちゃ。１０点中２点
ポテンシャルは低い