癒しの音楽
★★★★★
精神的に疲れたとき聴くと癒されます。スティーブガットが規則正しくたたくドラムにのってサックスが歌っています。どの曲もいいです。ジャズ、フュージョンに興味のある人は必ず満足すると思います。
これは安いですね!!
★★★★☆
Grover Washington Jr 『Winelight』
1. Winelight
2. Let It Flow (For Dr. J)
3. In the Name of Love
4. Take Me There
5. Just the Two of Us
6. Make Me a Memory (Sad Samba)
--------------------------------------------------------------------
ビル・ウィザースのボーカルで知られる「クリスタルの恋人」が大ヒットした'80年発表の名作。
'80年代のフュージョンを代表するようなエポックメイキングなアルバム。
それまで歌ものを収録することが少なかったフュージョン界だったが、
クルセイダーズのヒットに続くかのようにこのアルバムからもAOR的な「歌ものフュージョン」が大ヒットした。
しかし単に「歌」が素晴らしいだけでなく、リチャード・ティーを初めエリック・ゲイル、スティーヴ・ガッドといったStuff組みや当時マイルスバンドでブイブイ言わせていたマーカス・ミラーなどNYの一流ミュージシャンたちが固めたバックの演奏は素晴らしく、
その演奏力のレベルの高さだけでも聴きものである♪
しかし歌ものといえど、そこはジャズから派生したフュージョン。
グローヴァーのお洒落でアダルトなムードの漂うロマンチックなソロを大フィーチャー♪
タイトルトラックの#1は、ムード溢れる曲♪
エリック・ゲイルのフェイザーのかかったスムージーなギターカッティングに
ファンキーなスラップベースを聴かせるマーカス・ミラー。
そしてタイトなドラミングで参加するアルバム全ての質を上げる名ドラマーのスティーヴ・ガッドという最強のリズムセクションが鉄壁のリズムと言う土台を築きあげる!!
続く#2では控えめながらもポール・グリフィンのフェンダー・ローズの音が時代を象徴するかのようだ。
マーカスのスラップが大活躍するお洒落ファンキーな曲だ♪
優しいメロディーが心地良い#3ではエリック・ゲイルの素敵なバッキングの上を
気持ちよさげに目一杯の歌心で吹きあげるグローヴァーのサックスは
どこまでもジェントルでロマンチックだ♪
ゆったりとした#4もまたそうしたグローヴァーの力が存分に発揮された名演である。
そして#5は、このアルバムを、そしてこの時代のフュージョンを代表するような名曲であることは間違いないであろう。
歌が終わった後もグローヴァーのアーバンでマンチックなサックスが曲を盛り上げていく…。
最後にエリック・ゲイルも少しだけソロを弾く#6もこのアルバムのジャケのイメージにぴったりの大人なムードの曲♪
ジャケも楽曲も音作りまでもアルバム全体通してのの統一感もあり
夜の大都会をイメージさせるこのアルバムが大ヒットしたことは至極当然のことだったんじゃないだろうか!?
耳あたりの良さは高度なJazzのテクニックに裏打ちされたもの
★★★★★
勤務先でJazzの好きなAlto Saxophone吹きを中心とするバンドのメンバーになっていたことがあります。おだてられてハンドマスター(その実態はこづかいさん)となり、「他の若いメンバーも楽しめ、難しくなさそうな曲を」と選んだのが"Just the Two of Us"を気に入って入手した本アルバム中の"Let It Flow (For "Dr.J")"と"Make Me A Memory (Sad Samba)"でした。採譜してアレンジ譜を作って演奏し、「音数が少ない」=「誤魔化しがきかない(演奏能力が透けて見える)」がよくわかりました。
耳当たりがよいだけと思われがちですが、高度なJazzのテクニックに裏打ちされたアルバムです。
大学当時の子守歌。
★★★★★
このアルバム収録のJust the Two of Us邦題「クリスタルの恋人たち」が好きで、
大学当時は夜な夜な子守歌にして寝ていました。
邦題は、当時流行の書籍「なんとなくクリスタル」からつけられたはず。
スチールドラムの音、エレピの雰囲気、気だるいボーカル、そして歌うサックス。
この曲の雰囲気をぴったりとイメージした素晴らしい邦題だと思います。
Just the Two of Usは当時シングルヒットもしましたね。
正しく80’sを代表する傑作です!!
このアルバム、ジャケのイメージそのままのグッドサウンド満載ですので、
夜のリラックスタイムには最適なBGMになるでしょう。
疲れた時に聴きたくなる。
★★★★★
ジャケット写真を見ると何とも眼を覆いたくなるような、恥ずかしさがある。(これは海賊版でも、なんでもなく、正式なオリジナルアルバムである。)
ただ、そのジャケット写真の安っぽさとは正反対に、演奏しているアーティストは、それぞれのジャンルでTOPクラスと言われる超名アーティスト達。
BassにMarcus Miller、GuitarはEric Gale、KeyにRichard Tee、DrumsにSteve Gaddなどと言うメンバーであれば、音が悪い筈があり得ない。
でも、個人的に言えば、このアルバムを制作したGrover Washington Jr.の暖かいプレイと、"Just The Two Of Us"でVo参加している、Bill Withersの素朴で、どこか切なそうな声が好き。
都会的でお洒落なサウンドの中のBillの声って、凄く魅力的なのだ。都会のオアシスとでも言ったら良いのか?疲れている時に聴くと凄く癒される。