二転三転
★★★★☆
四転
・五転
・・六転
・・・七転
・・・・八転
・・・・・九転
・・・・・・十転・・・
相変わらずの構成力の乏しさ
★☆☆☆☆
これ、ミステリーじゃないですよね?
というか構成の悪さが目に付き、
とてもお世辞に「ミステリー」とは呼べる
代物ではございません。
発想は確かに悪くないです。
こういう発想はなかなか出てきませんし。
しかし、それを表現できる技術不足のため
生煮えかつ、中途半端。
おまけに平気で反則技をやってのけるせいで
技術不足がさらに露呈。
それと前々から指摘していたんだけど、
展開が突然「飛ぶ」んだわ。
そこのところの表現が言い方が悪いけど
「下手くそ」
これが改善されないと「読める」作品には
ならないでしょう。
しかも4つ目の話は、
人によっては本を踏み潰したくなるでしょう。
たぶん「ふざけるな」です。
著者さん、あまりおふざけは
いい加減にしたほうがいいですよ。
せっかく
「ハンプティ・ダンプティは塀の中」は
読める作品のほうにあったのに…
残念であります。
一編目でもうグッタリ…
★★☆☆☆
『ミステリーズ!』Vol.21,30,34の掲載分に書き下ろし1編を加えた連作短編集です.
作品全体の構成,そして組み込まれた『仕掛け』はなかなか考えられていると思います.
ただ,始まりとなる一編目が良く言えば手の込んだ,悪く言えば面倒臭い物となっており,
読み返して理解はできたものの,「やられた!」という爽快感はなく妙な疲労感が残ります.
また,二編目以降はまずまず楽しめるものの,ここでおおよそながらも先が見えてしまい,
読み進めていく内に湧いてくる疑問,つまりこの作品のポイントがかなり弱くなっています.
著者の作品といえば,ブラックユーモアや突拍子もない設定に定評があるように思いますが,
今までより濃いブラックではあるものの,設定の方はただ『それ』を用意しただけという印象.
本人(もどき)を登場させたのもしらけるだけで,結局,最後まで入り込んでいけませんでした.