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黒を纏う紫 (徳間文庫)

価格: ¥840
カテゴリ: 文庫
ブランド: 徳間書店
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エンタテインメントと割り切って読むべし ★★★☆☆
この筆者はかなり骨太な文体を使う人だけど、自ら「キャラ萌えを狙っている」「芸術を描きたいわけじゃない」なんて意味のことを公言していて、<エンタテインメントに徹する>というその姿勢はすごいと思う。

この作品もそういう観点から読めば、筆者の狙いはあたっている。
狂気に彩られ教義のために殺人も辞さない新興宗教団体、前歴・正体が一切謎の天才ビリヤードプレーヤー、女を骨抜きにする魅力を持つが、法や秩序を一切かえりみない若いギャング、徒手空拳で大陸から渡航し裏世界で一大勢力を築いた冷酷なマフィア、純血主義を唱える過激な政治家と、謎めいたその外国人秘書、人生を放棄したかのように危険物質の運送の仕事を続けるトラック運転手、性的不能の男に監禁された謎の女・・・などなど、いかにもというキャラが目白押しだ。
そんな登場人物が、終盤は一カ所に集まり、血みどろの戦いを繰り広げる。
長い話だが一気に読ませる疾走感はあるし、こういう雰囲気が好きな人は楽しめるだろう。
ただ、あまりにも予想通りというか、ありがちな<近未来><性><暴力>が散りばめられたストーリーは意外性がまるでなく、深みもないので、読み終えた瞬間に忘れてしまっても何の問題もなさそうだ。
エンタテインメントと割り切って読めば、それなりに評価はできるのだが。
私はとても好き ★★★★★
同書は賛否両論あるみたいだが、私は好きだった。確かに途中まではそんなに大きな展開もないが、多数当事者が核物質を巡って争う戦場に収斂して行く様は迫力があった。最後の戦闘シーンも個人的には好きだったし、暗殺請負会社的な配役も面白かった。文庫でリーズナブルだし、お勧めの一冊だと思うのだが。
正直期待外れ ★☆☆☆☆
五條瑛の作品は全部購入している。
その中で、唯一失敗したなぁと思うのがこの作品。
近未来の東京や登場人物の設定自体は悪くはない。
ただ、文章の質が悪い。

今までより表現が露骨。
この作者に性的なシーンを求めていない私としてはいただけない。
初めて五條作品を読む人には絶対にオススメしない一冊。

「スリルと驚きのない近未来サスペンス」 ★☆☆☆☆
一言で言えば、
「スリルと驚きのない近未来サスペンス」
2004年に読んだ本の中で、一番つまらなかった。
前半話がだらだらと続き、やっと100ページ過ぎに、どのような事件が起きるかが分かってくるのだが、それまでがとてつもなく苦痛で、睡魔に襲われ、何度もくじけそうになる。

なにか、あらかじめ連載期間が決まっていて、中身のない話を無理矢理長くした感じだ。
とにかくすべてにおいて中途半端。後半の戦闘シーンも、画一的で、迫力のかけらもない。
作品の好みは人それぞれであるが、残念ながら、私との相性はきわめて悪い作品だったようだ。
waste of the time and money

読ませてくれますが、、、 ★★★★☆
ノンストップで読ませてくれます。その力量はさすが。どうしてもっと売れないのか不思議です。が、最初から読み続けている者としてはこのごろ軽くなってきた気がします。初期の読み終わって心にずーんとくる何かが薄れてきたよ
うに思われます。