時代の最先端をいった人
★★★★★
お千代さんの所有の着物や小物を中心に撮影され、
「スタイル」の表紙や、ご自身が残された作品を
掲載し、彼女の人生をつづっているほぼカラー写真で
構成されている作品です。
お千代さんの性格や人生観、恋愛観においても
彼女は早く生まれすぎたのかもしれません。だから
3度の結婚や教師時代に起こした事件で矢面にだされた
ことも多い。しかしそのことを悔やんではいません。
戦前、戦後の「スタイル」で市民に活気を与えたのは
功績はすばらしいものです。
非難されることも多かったでしょうが、それでも一生懸命
生きた証がここにあります。
今でも桜を見るとお千代さんがまだどこかにいらっしゃるような
気がします。
素敵な本です。
★★★★★
宇野千代さんの本が大好きでいろいろ読んでいます。
これはその中でも「ビジュアルブック」とでも言うべき本。
以前、平凡社の雑誌「太陽」で、
宇野千代さんの特集がされていたのですが、
その時と写真や記事の内容がかぶるものが多いです。
ただ私の場合、「太陽」を散逸してしまったので
今回、この本と出会えたのはとてもうれしかったです。
宇野千代さんの骨董、着物、
家の様子、本の装丁、
すべてが素晴らしくうっとりします。
また、宇野千代さんの美しいこと。
見惚れること請け合いです。
目の保養にもなりますし、
「幸福教」の教えを垣間見ることもできます。
また、宇野千代さんのお墓や生家などの
情報もあり、ぜひ行ってみようと思いました。
サイズも「太陽」と比べれば半分くらいの
サイズでとてもオススメです。
あこがれました
★★★★★
あまり宇野千代さんのことは知らなかったのですが、フリーの雑誌にのっていたので
読んでみました。こんな時代に素敵な生き方をした女性がいたのにびっくりしました。