最高の恋愛「ファンタジー」
★★★★★
これは恋愛小説ではない。恋愛ファンタジーである。小説である以上、ストーリーは虚構であるが、この小説は、絶対にあり得ない状況が描かれている。
だが、そのストーリーがみずみずしい。
ありえないとわかって、存在し得ないことがらを想像しながら読むのが楽しい。乾ききったからだには、この一冊。
いつかもう一度会ってみたい相手がいるから、こう楽しめるのかもしれないけれど。そして私は、その人に会うことはないとわかっているけれども。
なにかが足りない空虚さ
★★☆☆☆
穏やかな恋人と一緒に暮らす、静かで満ち足りた日々。
誰もが羨む生活の中で、空いてしまった心の穴が埋まらない。
10年前のあの雨の日に、失ってしまった何よりも大事な人、順正。
永遠に忘れられない恋を女性の視点から綴る、赤の物語。
このあらすじ以上のことはなにも起こらない。
満ち足りた生活。だけど昔の恋人が忘れられない。
10代の圧倒的に濃い恋愛が忘れられない感じは、共感する部分も多いし、
その「なにかが足りない空虚さ」は良く描けているとは思う。
だが、それだけなのだ。
ずっとそれだけなので、途中で飽きてしまう。
飽きてしまっているから、再会してもまったく感動できなかった。
視点を変えた青の物語では、順正もあおいも印象がだいぶ違う。
お互いに相手のいいところばかりを覚えている。
この赤だけを読むと、あおいが順正に引っ張られているように見える。
だが実際は、順正もまたあおいに引っ張られていることが分かる。
同じ物語を違った視点で観るのは面白った。
映画の方が私は好き
★☆☆☆☆
確かに始まりの部分は、とっても良かった。鳥肌がたつくらい。 ただ何というか、贅沢な暮らしをしすぎているしお風呂に入りすぎだし、、、映画ではそんなシーンを気にしなかった。けどあおいがワガママに思えた。私はイタリアが好きなので、映画の景色、音楽、ほど、よく深く見えない「生活」が私にはよかった。
運命を感じれるお話。
★★★★★
優雅な生活の中にもどこか満たされない部分を持って生活していたアオイ。その思いが、元彼からの1通の手紙で大きくなる。もう会えなくなったカレと約束した場所で会える事を期待して・・・。
人を傷つけまいとした行動が逆に相手を深く傷つけてしまい、2人の間に壁を作ってしまう主人公に惹かれました。こんな主人公の女性と巡り会えたら一瞬で恋に落ちると思います。心のどこかに闇を持っているって魅力的です。
冷静と情熱のあいだ
★★★★★
昔から好きな本です☆読んでて切なくなります(/_;)女性目線で書かれてるので、女性は共感できる部分が多いと思います★