A.Z.A.Y.K.A-凛として-S.T.Y.L.E
★★★★★
鮮やかなアルバムだ。白黒を基調としながら、一閃の赤が鮮やかなジャケット。「鮮やかなクラクション」で、a.z.a.y.a.k.aに幕を開け(「鮮やかな殺人」)、「AZAYAKA夕景Style」(345の歌声は、どこか「和」、粋な祭りを連想させる)があとを引き継ぎ(「テレキャスターの真実」)、「AZAYAKA夕景Style」は、「CRAZY感情STYLE」に、あざやかに変貌を遂げる(「CRAZY感情STYLE」)。「CRAZY感情STYLE」の間奏(?)の断片は、「a over die」で変奏されている(印象を受けたが、正確であるかどうか定かでない)。そして、「僕はキミを美しく忘れた」、でアザヤカに幕を閉じる(「TK in the 夕景」)
「ターボチャージャーON」、「Acoustic」の二曲はTKのソロ(らしい)。「凛として時雨」としては、珍しいのでは?
曲そのものだけじゃなく(自分は特に「O.F.T」からその印象を受けた)、歌詞カードも凝っている(「Acoustic」から「トルネードG」にいたる四曲)。どう凝っているか、それは、手にとっての楽しみ。
鋭い才能の塊
★★★★★
初めて時雨を聴いたときやられたと思った。
誰かが今の邦楽のこの立場にずっと立たなきゃいけないと思っていた。
隙間に鋭く切り込んでいくような塊。音に感じる、温度や色彩、広さ、血生臭さ。
曲によっては雨に湿った土の匂いまでしてくる気がするから不思議。
この3人が演奏しているだけでそこにストーリーを感じてしまうほどの強烈な存在感。
凛として時雨は激しい演奏も聴き所だが、
それを小難しくしないTKのポップなメロディセンスや作詞も光る。
ストレートに切り込んでくるナイフのように鋭く、ドラマティックで
サスペンスティックな存在。荒っぽさすらその存在感を演出する。
“傍観”サイコー
★★★★★
ギリギリの感情を「ギリギリだ」と
正直に言うのは厭だから
全部ぶっこわしてみました。試しに。
という感じ。
“just A moment”から入って過去の作品をもう1枚
買いたいな、なんて人には先ずこれが良いかと思います。
もちろん音質等は“just〜”の方が格段に良いですが
「安定した不穏さ」みたいなものを体感できるかと。
ただ、この盤も好きなら
結局全作品買うことになるとは思います…。
すげーな
★★★★★
噂に聞いてたが、こんなすごいバンドだとは思わなかった!笑
ほんとに三人で演奏してんの?と思うくらいの音だ。
最初はボーカルの声が嫌いだったが今では大好きだ!
癖になりますね。
ジャケ買い…。
★★★☆☆
何の予備知識も無い自分が買って聴いてみた感想ですが、楽曲隊のレベルは高いと思います。あとはやはり男性ボーカルの甲高い声は受け付けられませんでした…ただ、女性ボーカルとの兼合いを考えると男性ボーカルはこれでいいんじゃないかとも思うので、後は聴き手が受け入れられるかどうかではないでしょうか。
1曲目の『鮮やかな殺人』は今まで自分が聴いたことの無い感覚でいいかも!と感じましたが、アルバム1枚としてはまだまだ未熟な感じがします。流れとメリハリが足りない。
テンポが目まぐるしく変わる曲が多いですし、それは新鮮で良いのですが、逆にそればかりだとアルバム内の曲が似たり寄ったりになって飽きがきてしまう印象です。
色々書きましたが好印象に変わりはないので、今後に期待したいと思っています!