おもしろい
★★★★☆
非キリスト教徒ならでばの客観的な描写で読みやすかった。
キリスト教徒じゃなくても、基本くらい知っておきたいって人や、入門本として役に立つと思いました。
キリストや神様がおもしろすぎるし、かわいい〜 なんてことクリスチャンに言ったら、怒られそうですね・・・。
ただ、どこまでが本当でどこまでが、著者のおふざけ?っていう箇所もあって・・・
まるまる信じるのはちょっと危険でしょうか。
あと割と重要なディテールが抜けている事もあって、そういうところは、あーやっぱりキリスト教徒じゃないから、ちょっといいかげんね。とも思いました。
でもこの本でおおざっぱだけど、知識もついたし、あとは自分で気になった部分を掘り下げていければいいのかな。
概要を知るならこれで必要十分
★★★★★
この手の宗教の聖典を漫画にしたときの
いわゆる宗教臭さ、抹香臭さがない。
絵柄はあくまでコミカルで親しみ易いスタイルを崩さずに新約聖書の内容について解説している。
エピソードの配列も時系列順に並べ替えてあるので話の流れを理解しやすい。
概要を知るだけで十分だという人に対して
原典や教義に厳密な内容の漫画化を試みると
一般の人にとって抹香臭さくなることからは逃れられないので、独自のアレンジで親しみやすさを優先させた著者の判断は順当だったと思う。
やはり監修者がいないと…
★☆☆☆☆
マンガは非常に楽しく描かれていて、
この手の本にある「とっつきやすさ」という意味ではとてもいいのですが…。
新約聖書で、超重要な場面で出てくる有名なせりふを、
実際とは違う人物に言わせていたりするので…。
これを読んで得た知識では、赤恥をかく恐れあり。
おそらく著者は、ストーリーを知っているだけで、
何を優先順位とすべきかが分かっていないのだと思う。
やはり監修者を別に立てるくらいの謙虚さが、
著者、出版社双方に必要だと思います。
是非、同シリーズ「旧約聖書」と併せて
★★★★☆
受胎告知からキリストの死と復活、さらにはパウロによる布教や黙示録までがコンパクトな漫画でわかりやすく解説されており、新約聖書の概要を素早く捉えるにはうってつけの一冊です。
できることなら、本書と併せて、同シリーズの「マンガで楽しむ旧約聖書」を読むことをお奨めします。キリスト教やユダヤ教を構成するエピソードは、絵画や映画、さらにはゲームや漫画にもしばしば引用されるため、我々日本人にも馴染み深いものとなっています。とはいえ、それらを体系的に学ぶ機会に恵まれているかといえば、そうではありません。各エピソードを断片的に知ってはいるものの、ひとつの流れとしては認識していない方、あるいは、新約と旧約の世界を混同して認識されている方は決して少なくないでしょう。
本シリーズの「新約聖書」「旧約聖書」に目を通せば、キリスト教、ユダヤ教に関する基礎的な素養が身に付くとともに、各エピソードを一連の歴史物語として体系的に捉えることもできます。また、欄外のトリビアもなかなかに楽しく、貴重な知識を得られます。マンガであると侮るなかれ。この二冊だけでも、意外に聖書の世界を深く知ることができます。「聖書に興味あるものの、今一歩踏み込めない」という方には、聖書入門書として最適なシリーズではないでしょうか。
映画、小説、美術‥が10倍面白くなる!!
★★★★★
秀逸なのが、各エピソードの前に必ずついてるキャラ説明。ヨハネ=いまや行列のできる宗教家」「ピラト=面倒な暴動だけは避けたいキャリア官僚気質」「アグリッパ王=珍しく話のわかる王様」なんて本文(マンガ)が楽しく読めちゃう。各ページ下や章末の「トリビア」も、「へーへーへー」ものの面白さ。聖書を知ってるとカッコイイ、便利だけど、読むのはメンド臭いなら、とりあえずコレを読んどくといいかも。同著者の「旧約‥」もおすすめだけど、最初に読むならこっちかな。