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攪乱者 (ジョイ・ノベルス)

価格: ¥880
カテゴリ: 新書
ブランド: 実業之日本社
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サクサク読める ★★★★☆
石持浅海氏の作品、物によって好き嫌いが分かれます。

小説はストーリーのおもしろさに重点を置いているので、
「扉が開いていたらこうなっていたはず、閉まっていたらこうなっていたはず」という具合に、
長々と論理が続くのは苦手。
そういう意味で、今回は当たりでした。

同じテロ組織に属する「久米」「宮古」「輪島」の3人は、
一見、子供のいたずらレベルのミッションばかり与えられる。
でもそのミッションにもちゃんと意味があって。。。
ニュースで奇妙な事件が起こると『テロリストの仕業なのかな』って考えるようになりました。
なお、この本は連作短編で、ミッションの謎はすぐに解決するためストレスになりません。


氏の作品では、意志が強く、賢く、行動力のある女性がよくキーになっています。
今回はそれが物語をうまく引っ張っていました。

最後のページがすごく良かったです。
この1ページのために、1冊分のストーリーを仕上げたのかもしれません。
軽い娯楽として楽しむべき作品 ★★★★☆
各話、最初の方は「なんだこりゃ?」という感じで、よくわからないながらも先に進むという状況。しかし各話の最後にある串本によるネタバラシが入ってくると、「おおー、面白い!」となり、次の章に進んでしまう、そんな本でした。各話完結なので、飽きたらそこでやめても構わないでしょう。
テロリストという非日常的なことをやっている連中でさえも、男と女が単純な展開になってしまう辺りが、逆に面白いですね。

この組織の活動の結末を見たいという気持ちもないわけではないですが、実際それがうまくいっても単純に「理想の国」(しかも、自分たちが好き放題出来るとか言うわけではなくて、みんなが幸せに生きられる国を作ろうとしているような組織だと作品内の描写から思われたので)が作られるだけなので、単なる平和な日常が描かれるだけになるでしょうから…エンタメとしては、今回の終わり方でよいと私は思います。
テロの意味とは? ★★☆☆☆
 コードネーム「久米」「輪島」「宮古」のテロリスト3名に次から次へと奇妙な任務が。
用意されたレモンをスーパーの売り場にあるレモンと入れ替える、公園の砂場にある粉を撒き、かきまぜた後、アライグマを上に置いてくる・・・。
どれもが実はテロに繋がるのだが、一体どんな意味が?
 ハッキリ言って3話位読むと飽きが来てしまいます。そのテロ行為の結果がわからないのも消化不良。もっとその後を知りたいと読者は思うのではないでしょうか?
 ラストで夢に出てくる新政策は結構いいと思いますが・・・。テロの結果も含めた長編作品として読みたかった。