この世界を違う視点からの価値基準で捉えなおした本
★★★★★
この本の効用は二つあると思います。
[1]別の視点で捉えなおす
私は小飼弾という人をどのように捉えているかというと、「物事を人と違った価値体系で計量しなおす人」
だと思っております。ですからこの本は「既存の物事を別の視点からの価値基準で捉えなおした」本だと
思いました。
具体的には過去にホリエモン氏が「人の心はお金で買える」という発言をし、物議をかもしましたが、
小飼氏もこの発言に詳しく触れ、正確には「あらゆる物事はカネという価値指標で計量することができる」
という真意を述べております。
このように別の観点から、しかも合理的に判断していくところが非常に興味深い内容だと思います。また、
実際にそう受取られた通り、誤解を受ける危険を帯びた発言ですが、それを恐れない勇気のある本だとも
感じました。
[2]ロジックの練習になる
本書の内容のほとんどが、ロジックを現実の価値基準に適用し、判別するという内容ですから、それを
読者が利用し、応用するトレーニングになると思いました。例えば、バランスシート思考や、優先度の
原則を応用している箇所などですが、これは具体例<->発想、という書き方になっていますので、著者の
最終成果物だけではなく、著者の思考パターンに近づくこともできそうで、非常に参考になるのでは
ないかと感じました。
自分と人生を整理するためのきっかけになるかも。
★★★★☆
小飼弾さんの著書。
天才なだけあって、目の付けどころがシャー◯でしょな感じです。
自分の人生をB/S、P/Lで示すやり方はオモシロイと思いました。
私はiPhone版で読みましたが、電子書籍のファーストインプレッションを感じたい方は、そちらの方が良いかと思います。
iPhoneアプリ版も登場
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特に若い方向けの、この時代の生き方についてアドバイスする良書。最近リリースされたiPhoneアプリ版が素晴らしいユーザーインターフェースでお勧めだ。話題の電子書籍をいち早く体験できるツールとしても注目される。個人的な感想だが、通常の紙の書籍よりもスピーデイーに読書できることができると感じた。
本書の言う人間の生き方をバランスシートを基に考えるというのは、非常に興味深くまた合理的だと感じられる。やや脱線するが、先日拝読した成毛眞氏の「大人げない大人になれ!」にも、簿記3級だけはとっておけというくだりがあり、共通点を感じた。
モノよりもカネ、カネよりも人!!!
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本書を読み、モノよりもカネ、カネよりも人!!!と強く思った。
どれだけ資産を持っているかより、今後どれだけ稼いでいけるのか、助けてくれる人はいるのかが重要。
個人も企業と同じように、流動資産、固定資産など換金しやすい順番に資産を並べ、バランスシートの質まで判断すべきだと思った。すぐに換金できない住宅を過剰評価してはいけない。
本書は突き詰めた考えを誰にでも分かる容易な言葉で説明されており、非常に参考になる。カネの誕生、借金をすることの本当の意味など本質が書かれている。
自分の価値を「見える化」してレベルアップというところも感動した。
のび太はアルファギーク
自分が勝てるニッチなゲームは必ず存在する
他の人が見て変だと思われたって、他人と違ってもいいんだ。むしろ違うほうがいい。そう思いました。
人と同じことをしていては、他人が作ったゲームでは勝てないんです。自分でゲームを作るんだって思いました。
本書を読み、新たな発見がたくさんあり、成長した自分を感じました。オススメですのでぜひ読んでみてください。
何でもバランスシートで考えられるようになった!
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ちょっと昔に読んだので細かい内容は覚えていませんが、「一度何もない状態で何が必要か考える」と書いてあったことが印象的でした。
日経新聞は本当に自分にとって必要か?答えはNoです。あんなもの毎日読んだところでプロに運用で勝てるわけないし、そもそも読んでいない情報(捨てている情報)が多すぎる。
それとなんでもバランスシートで考えられるようになりました。
太った人が世の中で損をする理由などジョギング中にまじめにバランスシートをイメージしてみたり。
あと、マンションを今買うことがいかにばかばかしいかもよくわかりました。(納得できるようになりました)
良書です。