普通の古典制御の教科書ですね。
★★★☆☆
電気系の人間から見ると制御の教科書というのは、
結構不思議なもので、電磁気や回路よりも数学的なのに、
そういった科目の教科書ではありえない、なぜそうなるのかという直感的
な説明すらない「定理」が堂々と「憶えろ」とばかりに載っているものです。
本書もそういった、普通の古典制御理論の教科書です。
古典制御理論を扱った教科書であれば、ほぼ全て本書程度に
PID制御を扱っていると思います。
ですので、本書の題名に「PID」とついている理由は、
あまりよく分かりません。