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宙-伊福部昭 SF交響ファンタジー

価格: ¥2,854
カテゴリ: CD
ブランド: キングレコード
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   “都会文明に対するアンチテーゼ”。それこそが、『ゴジラ』をはじめとする一連の怪獣映画と、伊福部昭の音楽とを結ぶ本質的なテーマである。ここで怪獣が象徴しているもの、それは原初・土俗・自然の側の圧倒的なエネルギーにほかならない。その猛威の前には、東京タワーの何とひ弱に見えることだろう。そして頼みの綱である自衛隊さえも…。

   1914年釧路生まれの大作曲家・伊福部昭は、幼時からアイヌ・コタンに出入りし伝統芸能に親しみ、全国から集まった開拓者たちの日本民謡を耳にして育ったという。13歳のころからほとんど独学で作曲を志した伊福部の作風の背景にあるのは、そうしたアイヌや日本の土着的な音楽である。

   「SF交響ファンタジー」は、『ゴジラ』(1954年、本多猪四郎監督)をはじめとする、伊福部昭の数多いSF映画音楽をメドレーの要領で編曲したもの。“破壊のエクスタシー”の一方で、モスラの旋律「聖なる泉」のような南方的エキゾティズムなどもふんだんに盛り込まれており、聴きごたえは満点。広上淳一の若々しく勢いのあるタクトも、執拗(しつよう)な荒々しい土俗的なリズムの反復を生き生きと表現しており、伊福部ワールドへの格好の入門ディスクともなっている。(林田直樹)

名曲「怪獣大戦争のテーマ」のオーケストラ版 ★★★★★
「怪獣大戦争」と「宇宙大戦争」の、いわゆるAメロは同一です。
(さらに古典風軍楽「吉志舞」と「フリゲートマーチ」も同一)
実にかっこいい旋律で、これが聞きたくて購入しました。
ところが一曲目の組曲には「怪獣大戦争」「宇宙大戦争」と副題のつくトラックが複数あるのにこのメロディが現れず、落胆。

しかし最終曲「ロンド・イン・ブーレスク」が、そのオーケストラ版でした。
入っててよかった!
しかも素晴らしい仕上がりです。サウンドトラックよりも楽しめます。
(オリジナルじゃなきゃイヤだ、と言う人は別ですが)。

私の同じ目的の方、どうぞ安心して買ってください。
他の曲も素晴らしく繰り返し聞いています。
「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ♪」が頭の中で無限ループ中です。
ゴジラ世代必聴!!! ★★★★★
ゴジラが、モスラが、ラドンが、アンギラスが、キングギドラが、キングコングが、メカニコングが、マンダが、クモンガが、ゴロザウルスが、ミニラが、サンダが、ガイラが、フランケンシュタインが、バランが、バラゴンが、大ダコが、ナタール人が、X星人が、キラアク星人が、ムウ帝国人が、轟天号が、メーサー殺獣光線車が、ムーンライトSY3が、オキシジェンデストロイヤーが、所狭しと大暴れ!!!!!!

上記のうち五つ以上にピンとこられた方は買って損はありません。十以上なら大興奮間違いなし!
音質、演奏とも十分納得できる出来映えです。
伊福部先生はあまり好きではないようですが・・・ ★★★★★
作曲した伊福部昭 先生自身は、細切れな曲がつながっているだけの
このSFファンタジーをあまり好きではないという発言をされていますが
特撮オタから言うと、あの曲が高音質でフルオーケストラで聴けるだけで感激なのです。
オリジナルサントラの低音質でモノラル録音を聞き慣れた我々にとっては
霧が晴れたかのような音。

しかも、以前スターチャイルドレーベルから発売されていたレコード盤は
ライブ録音だったのに対して、こちらはスタジオ収録盤。
客の咳や、拍手等、邪魔な物が一切無いので
曲だけを楽しむことができます。
本物の演奏 ★★★★★
「SF交響ファンタジー」
伊福部昭が、自らの映画音楽を演奏会用に編曲した3番まであるメドレー的組曲。

「ゴジラVSデストロイヤ」は、このSF交響ファンタジーに+αして作ったと伊福部自身が語っているのは興味深い。まぁそれは置いといて、さすが芸術シリーズ!一気に全曲録音+ブーレスケとは!ゴジラ世代の「広上淳一」と日フィルと伊福部自身が監修と来たものだ。これを名演と言わず何と言う!さて本格的な感想を述べれば、広上さんはさすがと言えるだろうか、曲の本質を巧く見極め、夜曲などは陶酔するかのような演奏を見せながら、マーチなどでは細かい音まで気を配り、巧く盛り上げながら、絶妙なテンポ感とバランスを大事にする姿勢。丁寧すぎると言われる芸術シリーズ。だがこれに限っては広上淳一と、日フィルの執念が伺える。「SF交響ファンタジー」はその面白さから多数の演奏会で奏されることが多い。それの極め付けが本名徹次指揮、日フィル演奏の卆寿のものだろう。だがどれもバーニングし過ぎで、驚速。映画音楽としての面白さが減っているのも事実。その"映画音楽"としての面白さを見せ付けてくれた広上淳一、及び、日本フィルハーモニー交響楽団に感謝する。
もはや一つの映画(シャシン)である ★★★★★
 SF交響ファンタジーという曲は、作曲者が言うには単なるメドレーなのですが、
明らかにそれ以上の魅力があります。第3番までありますが、第1番が非常に
うまくまとまっており、演奏される機会はダントツで多いです。しかし
このCDの演奏は少し不満が残ります。SF交響ファンタジーはマーチの部分で
盛り上げなければなりません。しかし、この演奏ではテンポが遅く、緊張感に欠け、
あまり盛り上がらないのです。私が初めてこの曲を聴いたのが、このCDで、
その時は非常に興奮しました。しかし他のCDも集めていくと、第1番は
それほどでもないな、と思うようになりました(小松一彦指揮のものが一番好きです)。
 第2番と第3番は、商品化された演奏の中ではこのCDが最も優れていると思います。
 「伊福部昭の芸術」シリーズは、静かな曲、美しい曲が特に素晴らしいのですが、
このCDも例外ではありません。また、ゴジラ、バラゴン、キングギドラ、
キングコングなどの怪獣のテーマも、重低音が凄まじい迫力です。
 最後の「ロンド・イン・ブーレスク」は怪獣大戦争マーチなどを使った曲で、
SF交響ファンタジーよりも前に作曲されました。「SF〜」には入っていない曲ばかりです。
 このCDはトラックが細かく分かれており、解説書も充実した内容になっているため、
映画を見ていない人でも楽しめます。全部で約54分あります。音質は良いほうだと思います。
 ということで不満もありますが、全体としてはよくまとまっており、星5にしました。
是非買って、メーサーマーチや地球防衛軍マーチに酔いしれてください。
 なお、この3曲に映像をつけた「ゴジラ・ファンタジー」というビデオもあります。
演奏は東京交響楽団(初演)のものです。