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戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河 [DVD]

価格: ¥6,825
カテゴリ: DVD
ブランド: 日活
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   五味川純平の大河小説を原作に、巨匠・山本薩夫監督が映画化した戦争超大作の第2部。満州国を建国してアジア侵略を進める日本軍部と抗日パルチザンの戦闘が激化していく中、伍代財閥は大規模なアヘン密売に手を染めていた。そんな中、五代家の次男・俊介(北大路欣也)は人妻・温子(佐久間良子)との恋に走り、次女・順子(吉永小百合)の愛する耕平(山本圭)は反戦運動に身を投じていく。今回はさまざまな者たちの愛に焦点が当てられ、それが激動の流れの中でいかに狂わされていくかが情感豊かに描かれていく。もちろん日本軍部や財閥の謀略といった闇の要素の描出にも怠りはなく、一貫して戦後反権力の作品を撮り続けながら、一方ではメロドラマにも才覚を見せていたこの巨匠の資質が大いに醸し出されたものに仕上がっている。(増當竜也)
匂い立つ佐久間良子の色香にやられた ★★★★★
「あたしたちにとって一番大切なことをあたしたちが決められないなんて」(吉永小百合)。この科白とタイトルである「愛と悲しみの山河」が指し示すように、本第二部では様々な男女の愛が、各々その試練のときを迎える。浅丘ルリ子と高橋英樹、吉永小百合と山本圭、北大路欣也と佐久間良子、栗原小巻と加藤剛そして木村夏江と地井武男など、どの挿話も見応え十分である。

分けても佐久間良子もこの色香は何だ。一面、西村晃との三角関係も含め団鬼六的な耽美・凌辱の世界さえほの感じさせる。ラスト近く西村晃と北大路欣也が擦れ違うシーンも心憎い演出であった。
メロドラマの集大成 ★★★★☆
 山本監督は戦前は「母の曲」といった女性映画を多く手がけていた。成瀬巳喜男監督の弟子でもあった。戦後の作品群とは全く違うメロドラマが多く並んでいる。しかし、そういう積み重ねがあって、ここでの戦争下での恋人たちの苦悩も描けてのだと思う。
 私の好みからすると、やはり話の軸の一つ、伍代由介・喬介の兄弟がどういう行動するかというところをもっと出して欲しかったと思う。でも要所要所に登場して、話を締めている。
今夜はもういじめないで、と言わせてみたい ★★★★★
1971年作品、「スターウォーズ」サガと同等の量を擁す大河ドラマのエピソード3&4にあたる巻、時代背景は昭和11年(1936)の226事件前後、世界史が大きく大戦争の時代へ舵取りを変えてゆく前夜です、

第1作に続き浅丘ルリ子は後光が射すような美しさ、本作から登場の吉永小百合はそれほどきれいには撮られていない、特筆すべきは佐久間良子、画面から香りたつような人妻フェロモンには圧倒されます、当時未婚で30歳を過ぎたばかりでこのフェロモン横溢はいったいなんなんでしょう、本作の佐久間に比べれば現在の30前後の女優達は全員子供にしか見えません、北大路演じる伍代家次男の純情青年との不倫関係は姦通罪の存在した時代ならではの緊張感あふれるもので本作をメロ・ドラマとしても名作にしています、

本第2部は高橋英樹・浅丘、北大路欣也・佐久間、山本圭・吉永、加藤剛・栗原小巻という大スター4組にくわえ地井タケオとパルチザン女性、山本学・和泉雅子とそれぞれの恋愛模様が綴られた副題の「愛と悲しみ」に相応しい内容です、以上名前をあげた全員が現在もかつての美男美女の容貌を崩さずに大御所として活躍する現実には畏敬の念も感じます、

恋愛と交互に治安維持法の厳格な執行による左翼弾圧状況がかなりの時間をさいて描かれます、なぜこの昭和前期の時代に治安維持法が強力に執行されたか? 疑問の方もいるでしょう、「共産主義黒書 ロシア編 コミンテルン・アジア編」の2冊や「中国はいかにチベットを侵略したか マイケル・ダナム著」などを副読本にすると左翼弾圧の正当性が学習できるでしょう、

ちなみ現在の日本国刑法で定められたもっとも重大な犯罪は内乱罪と外患誘致罪です(だから第2編 罪 の冒頭に記述されているわけでしょう)、「誰」を対象としているかは指摘するまでもないでしょう、