司会の大石悟郎、同時出演の石川優子との三人が会話するシーンで、ニコニコしながら朗らかに話す石川優子に対し、人前で話すのが苦手ということで、あらかじめ自筆した手紙を大石に読んでもらう間、長い黒髪を垂らして恥ずかしそうにしながら、黙ってうつむいていたシャイな姿がとても印象的でした。
当時としてはちょっとドキッとするような内容の歌詞と、すごく内気なお嬢様風のたたずまいに、ある種の違和感を感じたものです。
思わせぶりな歌詞と透明感のあるサウンドとのコンビネーション、可愛らしさと艶っぽさが混在するヴォーカル、それに門あさ美自身のややエキセントリックなキャラクターが三位一体になった彼女独特の世界はたいへん魅力的でした。
二十年以上経った今あらためて聴き返してみても、彼女の魅力が少しも薄れていないのには感心させられますし、嬉しくもあります。
大体、2枚組みの場合、曲順が好みじゃない。
自分の思う感じのCDでは無いと感じてしまう。
今回のBESTは、シングルA面B面が順序だてており、
大変「聴きやすい」と感じます。
懐かしく思う方。LP等の方は、
このBEST CDが価格的にも、ボリューム的にもお勧めだと思います。