率直にいうとつまらない・・・
★☆☆☆☆
この本は以前、飛行機に乗る前にあまり時間がなく
本屋で平積みになっていたので買いました。
内容はなりたての脚本家が書いたみたいで
ストーリーとしては誰でも思いつきそうなものでした。
この作品を「良い」という感性は持ちあわせていませんね。
最後までなにを書きたかったのか不明でした。
ラストも驚くほど陳腐でした。
Gを楽しみたいなら!
★★★★☆
ちょっとグロい表現が散見されるので要注意ではあるけれど、
いやはやジェットコースター文庫とでも名付けたい一作。
妊娠している妻からのSOS電話に慌てて浮気相手のマンションから戻ろうとしたオトコ。
気を失ってエレベーターの中で目覚めたオトコが見たのは、
うさん臭い中年男に、超能力を使えると語るオタク青年と、ちょっといっちゃってる女。
早く外出したいオトコだが成り行きで巻き込まれるのは告白大会。
過去の悪事を告白しろと言われて思いつくのは当然、妊娠している妻を差し置いて
愛人を作っていることだが、そんなことを言ってもいいのか?
ってかそんなことを言っている場合なのか?
意を決して告白し、愛と懺悔の言葉を妻に残そうとしたそのとき、
なくしたはずのオトコの腕時計のアラームが鳴る。
おい待てよ、なんでお前がこれをもっているんだ?
‥そもそもこいつら、グルじゃないのか?
実は彼らは探偵とその仲間。
オトコの妻が浮気に気づき、本心を聞き出したいからと依頼したというオチだった‥
ところがここまではほんのエピローグ。
ページにしたら100ページ足らずの、本編の1/3にすぎない。
さあここからが、この物語の恐怖の始まりだった!
がたんがたんとジェットコースターがゆっくりと高みに登る。
そうしてここから一気にダウン!!
過激な描写も満載なので割に人を選ぶけれど、
劇作家のストーリーに翻弄されてふらっふらのGを楽しみたいなら、おすすめです。
真に隠された嘘、嘘に隠された真
★★★☆☆
・良かった点
登場人物が必要最小限で抑えられているため、人物関係が把握しやすいです。また、次が気になる展開運びなのでスラスラと読めるのも良かったと思います。
・悪かった点
4人の視点を使い分けがあまり上手くなく、例えばAという人物が他の人物の行動まで説明=伏線回収してしまったりするため、全体を見てみるとアッサリしすぎていると思いました。
様々な視点を行ったり来たりしながら少しずつじらされる様に物語が紐解かれていく展開が好きな私には物足りなく感じてしまいました。
映像化する上では私の不満点が障害になるのかもしれませんが、小説として扱った場合、やはり少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
基本的なストーリーは面白かったので「奈落のエレベーター」も読んでみようと思います。
ドンデン・デン・デン返し!
★★★★☆
最初はなんと悪意のある………、
と思ってしまったが、
なんのなんの、
それも騙しだったか。
二転、三転、四転くらいしたかしら?
もう、やられちゃいました。
最初は1シュチュエーションコメディで、
一幕物の芝居のよう。
閉じ込められたエレベーターの中の人間模様。
それぞれが、他人。
いつ果てるともしれないその密閉された空間で、
それぞれの思いが交錯する。
次々に打ち明けられる同乗者たちの秘密。
何かを共有したものは、
妙な仲間意識が芽生えるものだが、
はたして彼らは???
ちょっと軽すぎる描写が、
時々、イラっとさせるが、
ドンデン返しで、
読む側を裏切っていく感じは小気味良い。
なかなか秀逸なコメディでした。
解説読んだら、
演劇人でした。
道理で小劇場っぽい雰囲気が漂ってるなぁ、と思いました。
やや期待外れ
★★★☆☆
映画も見たいけど、まず原作をと思って読んだが、少々期待外れだった。オチにあとひと押しのビックリ感が欲しかった。期待値が高過ぎたのかもしれない。映像として見た方が面白いのかも。