電気とか、自動車とかエコとか、
お仕事関係なくても、専門知識なくても
“電気自動車”に思いを寄せることができます。
すぐ読めて、と言うと浅薄なイメージが先行しますが、
そうではなく理解できてイイ本です。
Ｐ１１１の図は必見です。

電気自動車は今一番注目を集めている話題だ。この本は手頃な厚さでその開発、実用化がどこまで到達しているかを明らかにしつつ環境問題解決のための電気自動車がガソリン車にとって替わることの社会的な意義についても説明している。

アメリカのベンチャー、テスラ社のロードスターがその加速性能においてポルシェをも上回る性能を有していること、中国のBYDオートのｅ６が意外と高性能を発揮していること、アメリカではプリウスにより大容量の電池を追加積載した改造車が人気を博したこと、三菱や日産が到達しているレベルについても詳しく触れられている。

本格的な普及の上での問題点が価格にあることからその解決策として電池と車体を分離して販売することの可能性を書いてる部分は自分にとって新知識であったので大いに参考になった。