「買ってはいけない」本のように一方的
★★☆☆☆
一流な科学者であるほど、断定的な表現は避けます。それが証明されていないからといって、まちがいではないからです。この本では、多くの箇所で断定的な表現があります。人間の身体にとって「良い」か「毒になる」かは断定できません。たとえ、毒性試験をやっても、臨床試験をやってもです。
この本を読んでいて、気がついたのは、「買ってはいけない」に似ているなということです。一方的な解釈が多い本でした。
作者は作中に「週間現代」でとりあげられているのに、なぜ新聞はとりあげないのか?」と漏らしていました。辛口のレビューアーは、明快な答えをもっているでしょう。
この本を読んで、「ここはどうかな?」と疑問に感じたところは、数点ありました。概してまちがっていないと思いますし、伝えたいメインメッセージは悪徳健康食品会社を駆逐するうえで有意義だと思います。しかし、なぜか読後感が不快なんだよなぁ
。
何が問題なのか
★☆☆☆☆
トクホ、サプリメントなど健康を考えて毎日飲んでいる、食べているものが
あると思います。
サプリメントの何が問題なのか、トクホの商品は何が問題なのか分かりやす
く書いてあります。
しかし、著者は毎日の食事、毎日どんなものを食べればいいか、語って
いません。
こだわりグルメの紹介が一部書いて有りますが、本当に朝起きてから寝る
までグルメ取り寄せでは食べていけないと思います。
具体的にどんな生活をすることが必要か提案してほしい物です。
大筋で間違ってはいないが
★☆☆☆☆
鵜呑みにするのはちょっと危険です。
最初は、間違った報道をするテレビ番組に対して質問し、回答を要求する姿勢には
正義感とはいえ、ちょっと粘着質かな?くらいにしか思いませんでしたが・・・
読み進むにつれ、だんだん雲行きがおかしくなってきます。
で、気付いたのが「あ、この人は『人工はダメ。自然のものは何でもOK』という
よくあるタイプの人なんだ」ということ。
最後に。
こういう社会問題を告発する感じの本で、特定業者の連絡先を載せるのはマズイでしょ
ビミョー
★★☆☆☆
基本、間違ってはいないだろう。
この一語に尽きる。
つまり素人の俺が正誤を判断できるような、常識に属する範囲のことしか書いていない。(トリビアはあるよ)
ま、それだけならばまだいいが、「経験主義は科学ではない」と、他者をぶった切っていく割には、自分の仮説は経験主義なのね。そこに「健康と科学」の深い壁を見る思いでしたよ。