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サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本放送出版協会
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不可能が可能になる未来。。。 ★★★★☆
現役物理学者による科学本です。

科学の歴史とこれからのワクワクが詰め込まれております。

ノンフィクションの人間ドラマとして読み応えがある一冊だと思いました。
どこまでいけるか人類 ★★★★☆
SFに出てくるような目ざましい先進テクノロジーの数々。このようなものは実現可能なのか、実現可能なのであればいつどのように可能になりうるか?
こうしたおもしろい話題を綴った本書は、ひも理論など理論物理学専攻で、テレビ『50年後の未来』のホストもつとめたミチオ・カク教授の手になる。
SFの技術はあくまで魔法的なものであって、そう簡単には実現しそうにないように思えてしまうが、
よくよく考えてみれば、今私たちが当たり前に使っている携帯やネット、飛行機や宇宙望遠鏡、スペースシャトルなども、
例えば1000年前の世界から見れば不可能な世界だろう。東京とニューヨークとで携帯で会話できると言っても、信じてもらえないかもしれない。
つまり人類は、不可能と思えたことを意外と成し遂げてきているのである。だから、今から何十年、何千年も経てば、
不可能なことが当たり前になっているのかもしれない。そんな希望的観測のもと、本書はきちんと科学的な考証の上で、
SF的テクノロジーの実現可能性を述べる。そこで驚かされるのは、無理そうなことでも思った以上に研究が進んでいること、
不可能そうなことも一応理論上は可能だったり、物理法則自体には従っていたりすることだ。
また、アメリカを始め世界でいかに最先端のすさまじい研究が進められ、どれだけ巨額の研究資金が投じられているかにも驚かされる。
難しいテクノロジーを実現するために繰り出されるあの手この手のアイディアにも唸らされる。
ところどころわかりにくい箇所もあるが、著者のミチオ・カク氏はSF映画、テレビ、SF小説から文学の名作、科学の研究史、歴史、理論物理学など
とにかく幅広い知識とネタを織り交ぜながら語っているので、面白く読めるし、著者の広範な知見と学識にも圧倒される一冊である。
カクさんらしい本です ★★★☆☆
いかにもカクさんらしい本です。でもまあ、あくまで「可能性はまったくのゼロではない」くらいのお話として受け止めるべきでしょう(あるいはまたSFのネタとして)。そもそもカクさんは人類がいつまでも生き残ることを当然の前提としていますが、ドーキンスなどが聞いたらせせら笑うことと思います。科学技術の未来自体、人間本能の大幅な改造なしにはありえません。
SF世界のテクノロジーは本当に不可能なものであるのか ★★★★★
SF小説や漫画乃至は映像作品等をいくつか読みかつ観てきた身としては、そういった作品の中で登場する様々なSFガジェットというものの中でどれが果たして自分の生きている内に現実にお目にかかる機会があるのかという事を思い浮かべる事には楽しいものがありますが、本書ではSF世界では当たり前のように登場しながらも現実的には不可能と思われているテクノロジーが実現可能か否かについて検証されており、前翻訳書「パラレルワールド」でも発揮されている面白い切り口での検証はSF好きとしては大いに読み応えを感じられました。
先にレビューされた方も述べられているように、カク氏は本書に登場する「不可能」といわれているテクノロジーを不可能レベル1,2,3と三つのカテゴリーに分け、レベル1では現時点では不可能であるが、既知の物理法則には反しておらず来世紀または数世紀中には実現可能なもの、レベル2ではかろうじて物理的世界には属しながらも実現には数千年から数百万年かかりそうなもの、レベル3となれば物理法則そのものが引っくり返ってしまうほどのものとしています。ちなみに本書ではSF世界のガジェットについて15の章立てがされていますが、そのうちのほとんどのもの―例えばテレポーテーションやテレパシー、ロボットや地球外生命体に恒星間宇宙船、がレベル1であり、さらには超光速航行(ワープ航行)やタイムトラベルにしてもレベル2、レベル3にあたる永久機関と予知能力を別とすれば、かなりのものが我々の世界における物理的な法則の中で実現が可能で、短くいえば数千年後、長くいえば数百万年後には可能という事には大いに興味を持たされました。こういった事からすると、スペースオペラ作品に登場する太陽系を超えて人類が銀河系に一大文明圏を作り上げるという事は、人の一生からすれば果てしなく遠い未来の事のように思われますが、宇宙の歴史という天文学的なスケールで見ればほんの短期間ともいえる事になります。
一昔前まではほとんどSFのような空想上の世界の事のように思われていた事が、実は実現可能な事であるという事は、まだまだ人類の科学には未踏の領域というものが存在していると感じられました。カク氏も本書の終章にて「不可能な事」は知識の絶対的な限界ではなく、次の世代の科学者達に待ちかねている課題ととらえるべきであると述べているようにも、「不可能」とされている事はそうではなくなる時がやってくるものと認識しておくべきなのかもしれません。
素人?には、きつすぎた ★★★☆☆
つかみどころ(さわり)はいいのですよ。
まず、有名なSF映画や小説の装置などの実現は可能か?とわかりやすい具体例をあげて物理超苦手な「ど素人」の私でも面白く読み始めました。
ただし、その後、専門的な物理学による説明になると私にはさっぱりわからない事が
えんえんと展開されるのです。最後の、実現度だけがやっと解読できる始末でした。
辞書みたいな分厚さですが、活字中毒の私にとっては、8割がたが睡眠導入剤のような
本でした。眠れない夜には、ぴったりかも。