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日本人なら知っておきたい江戸の武士の朝から晩まで―オサムライさんたちの生活ぶりがひと目でわかる 博学ビジュアル版

価格: ¥980
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
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千両箱は、何○万円か? ★★★★★
大河ドラマを見ていても、たいていはストーリーに気を取られて、生活レベルのディテールには目も頭も向かわない。
この前は、たまたま『篤姫』を見ていたら、篤姫が薩摩藩江戸屋敷で棚の薩摩切子を撫で回して懐かしがっていたのだが、
「あれっ? この頃、もう薩摩切子はあったっけ」と思ったのは、稀有な事例。
たまたま重要な小道具だったので、否が応でも目が行くシーンであった。
(ちなみに、篤姫の嫁入り道具にも切子は入っている)
『篤姫』では、金銭の具体的なやりとりも出てきたのは意外であった。
しかし時代劇では、武士が「俸給」について具体的に語るようなシーンは滅多にない。
盗賊や悪家老には「千両箱」がつきものだが、これが現在の何万円に相当するのか、
認識している視聴者はほとんどいないだろう(答えは本書の中にあります)。
とくに、禄高の円換算は、劇中に出てくるはずもないので、誰か解説してくれないものかと常々思っていたら、本書にありました。
長谷川平蔵の年俸4,000万円、遠山金四郎8,000万円などは、納得の高給取りだが、
最下級の武士になると、年俸20万円!(月収ではありません)
これで、暮らして行けるのか?!
──というような「へ〜え!」の事実が山盛りで、しかも文庫版にはない豊富な図版もなかなか楽しませてくれた。