料理がメインながらもお菓子のレシピ、飲み物のレシピも載っていて１冊持っているといろいろ使える本です。「スプーンとフォーク」「１２ヶ月のバスケット」と同じようにかわいらしい写真とお料理のレシピが見開きに載っています。
ちょつと普段使い慣れないような食材や組み合わせのものもありますが、のんびり休みの日に作ってみたくなるようなお料理本です。

どの本も、毎回雰囲気がかわいいですね。お料理も、コーディネイトも。ひとつひとつ丁寧に手作りしている感じが伝わってきて、どこかなごみます。

この手の本はオシャレなレシピと奇を衒った盛り付け満載かな？と思っていましたが、滋味あふれる料理に著者のひたむきな真摯さが伝わってくる丁寧な本でした。日々、数え切れないほど作ってきたロールキャベツもキャベツの茹で汁の甘味を捨てずに使うなど、ハッと気づかされる心遣いが随所に見受けられ、「丁寧である」という事を深く考えさせられた本（なのに料理本）でした。今後、毎日作ってきた、いつもの料理に改めて新鮮に向き合えそうです。