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増補・日本経済新聞は信用できるか (ちくま文庫)

価格: ¥819
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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「日経しか」ないなら、使い方に気をつけよう ★★★☆☆
調査の基本原則の1つは、ダブルチェック。
少なくとも2つの情報源にあたることである。

ただ、日本には「日経しか」読むものがない。
国内の経済情報は日経に一番蓄積があるのが現状。

活用するには、本書で検証されている日本経済新聞社の
傾向を確認して、対策を立てる必要があるかもしれない。
本書では、少々議論は細かくなることもあるものの、
その傾向について詳述されており、読み応えがある。
「日経」にこれ以上信頼を裏切らないで欲しいといいたくなる ★★★★★
普通のサラリーマンの記憶はたいしたことがありません。いや、経営者も研究者も政治家も同じかもしれません。「日経」を読むときも同じで過去の記事との整合性を問うことはしません。ところが、この著者のように紙面をちゃんと観察していると一貫性がなく、特定の考えを前提として記事がなりたっている現実があるようです。

下の目次からみても推測できるように事実の報道だけでは無いということがわかります。

2章 日本的経営の称賛から攻撃へ
3章 グローバル・スタンダード万歳
4章 アメリカ経済政策の代理店

読者が賢くなるしか対策はないのでしょうか。

日経新聞をよく読む(私もそうです)、日経新聞が好きだと思っている人にこそ読んで欲しい本です。

日経の本当の読み方 ★★★★★
一般に、メディアに長期的な展望や相互の記事の整合性を求めるのは八百屋で魚を求めるに等しいが、本書は日本経済新聞という日本で唯一の日刊経済新聞を対象に、主にバブル期以降の社説を中心とした記事・論説にメスをいれ、そのおどろくべき浅はかさ、一貫性のなさ、徹底した自省の不足、そして「日本の後進性」にといった見方に代表される硬直したイデオロギー的傾向をクリアーに暴き出す。痛快の一語に尽きる。
増補としてリーマンショック以降の言説にも目配りされている。
本当の意味で日経新聞の読み方を会得したい方にはぜひおすすめしたい。