最近聞いてあまりの素晴らしさに感動しました。
7年前の作品をわざわざレビューしてるだけでどれだけハマってるか分かると思いますが(笑)この作品は時代の流行に左右されない、逆に言えばいつの時代に聞いても素晴らしいと思える普遍性を持った作品だと思います。
二枚目、三枚目については賛否両論あるようですが(確かにフレンジャーズ路線を期待してはいけないですが)もしMEWに興味を持ったならこのアルバムだけでも聞いてもらいたいです。
ポップでキラキラとした音世界が広がっていますよ!

ホントに、なんでもっと早く聴かなかったのだろう…と悔やまれるMEWの1stアルバム。シューゲイザーの匂いをまとう、精緻な美しさにあふれたサウンドとメロディ。そして天使のようなハイトーンのヴォーカル。ポスト・レディオヘッドとの呼び声も高い彼らだが、そう思わせるだけのオリジナリティとポピュラリティが、すでにこのメジャーデビューアルバムに刻まれていることは、驚きですらある。

特に1曲目の「Am I Wry?No」…複雑な曲構成とキャッチーなメロディを持ったこの代表曲に、MEWというバンドの魅力の全てが凝縮されている。まだ聴いていない方は、ぜひYouTube等でその衝撃を味わっていただきたいと思う。

あと、個人的にすごく好きなのは、４曲目の「Symmetry」と言う曲。ゲストヴォーカリストである無名の少女の歌声は、それだけで反則モノだが（笑）、これほどまでに静謐な美しさを湛えたポップミュージックには、そうそう出会えるものではない。この曲を初めて聴いたときに涙が出るほど感動したことは、自分には忘れられない思い出となっている。

この感動を、一人でも多くの人に味わってもらいたいと思う。本当にお勧めです！

デンマーク の四人組のデビュー作、初め聞いた時は、本当に聞きやすい印象でした。しかしただキャッチーなだけでなく、奥深いさもあり、繊細なメロディーと積み重なるギターフレーズがすごくよけて、かっこよかった。

デンマークの耽美系ロックバンド(シューゲイザーの派生とも)のデビュー作。メランコリックかつあまーいメロディ。透き通るハイトーンなヨーナスのボーカルと硬質でヂャキヂャキしたバンドの演奏にキーボードも入って奥行のあるスペイシーサウンドを展開している。ハイライトはアラン・マッギー絶賛のカンフォーティング・サウンズ。スーパーカーやシガーロスが好きな人にお薦め。

メロディーラインがトリッキーで面白く、
かつ聴き慣れると中毒になるほど気持ちいい。
曲展開も実に素晴らしく、自由で斬新。
エッジの立ったギターに壮大なストリングスが加わり、
意表を突きながらもドラマチックに展開していく様は
神がかりな質の高さだ。
ヴォーカルのハイトーンな歌声も冴えていて、
近年発掘したアルバムの中では抜群の出来。
セカンドよりもこちらを買って欲しい。