STONES の凄味満載のアルバム!!
★★★★★
このクリエイティヴィティには脱帽ですね!!
STONESは毎回アルバム制作としてスタジオに入り、楽曲を仕上げながら直近発売するアルバムに入れずに
ストックしておく楽曲が多数あることは知られていますが、SOMEGIRLS〜TATOOYOUまででも相当数あり
このアルバム2曲目の『SHE WAS HOT』もSOMEGIRLS発表時の楽曲だったりします。
が、しかしこのアルバムの楽曲は強烈なマテリアルのオンパレードという印象です!
タイトル曲の斬新さ!カーニバルを思わせるリズム(躍動感)に乗せた民族的な高揚感!
STONESにしか出せないであろうリアルゴージャスなR&Rフィーリングの『SHE WAS HOT』
コレまたダンサンブルでありながらも危険な匂いを撒き散らす『TOO MUCH BLOOD』
キース節炸裂の『Wanna Hold You 』他にもブリテッシュテイスト強くを感じさる『 It Must Be Hell 』と
ホントSTONESの凄味というか到底誰も到達し得ない独壇場の世界観が満載のアルバムですね!!
PS.
しつこい様ですけど 『もはやアート』 です!(笑)
通常プラケース??
★★★☆☆
少なくともこの『アンダーカバー』まではLPで購入した記憶がある。ということは紙ジャケで発売したほうがずーっと楽しめたはず。音楽はこれ以上でも以下でもないわけで、音質もリマスタされて悪化するわけはない。となればファンとしては『スティール・ホイールズ』以降のアルバムも含めて初回プレスだけでも紙ジャケで再発するという趣向を凝らして欲しかった。それとも次なる作戦か?ともあれ、ファンはそういう遊び心を業者に期待しているのだよ!
大ヒット作「刺青の男」に続く待望の新作が本作だった
★★★★★
1983年秋にリリースされた2年ぶりの作品で、81年の大ヒット「刺青の男」とそれに続く映画「夜をぶっとばせ」の劇場公開とライブ盤「スティルライブ」を間に入れて発表された。本作は前作と比べるとキャッチーな楽曲は少なく、難解なナンバーや実験的なナンバーが含まれていて、ティーンにはちょっと難しい内容になっていると当時は感じた。当時のヒットチャートではポールとマイケルのデュエットやエイジアのドントクライ、カルチャークラブのカーマは気まぐれなどがヒット中で、そこに「アンダーカバー」が食い込むとは思えなかった。セールスも「刺青」に比べるとダウンしてしまったが、ラジオや評論家の受けは良く、ラジオではけっこうオンエアされ、ポールやデビッドボウイにひけをとらない存在感を示していた。当時難しく感じた楽曲は30代になった今になって良さがわかるようになり、ポールマッカートニーの「パイプスオブピース」は今聞いても新たな発見を見出せないことを比べると、本作はやはり大人向けの作品だったことを再認識した。
超かっこいいアルバム!
★★★★★
現在、日本版は廃盤なのでしょうか?普通に入手できない状態のようであります。まぁ、天下無敵のストーンズだから、永久に入手不可能ということはないでしょうけど。
リアルタイムで聴いた私にとっては、このアルバムのために作られた3つのプロモーションビデオが強く思い出に残っています。
「Miss You 」のBGMから繋がっていく「Undercover of the Night」は、ミックが1人で3役こなし、最後は、テロリストのキースと銃撃戦をこなすというもの。
「She Was Hot 」は、メンバーが60年代のイメージに戻り、1人の女に振り回されるコメディタッチのもの。キースもちゃんと(?)演技をしていて、ラストはチャーリーがオチを握っています。
「Too Much Blood 」はミックが幻想と闘いながら、次第にモンスター(?)に変身するというもの。キースとロニーは「悪魔のいけにえ」よろしく、チェーンソーを持ってクネクネ踊ったりしています。
今ではありえない映画並みの制作費と言われたプロモーションビデオは、MTVの賜物であります。
当時売れっ子だった、監督のジュリアンテンプルは、現在は何をしているのでしょうか?
思い出しただけで、もう一度観たい気持ちで一杯になります。
当時、「歳を取ったストーンズ」なんて評価もされていましたが、何がそう言わせていたのでしょうか?
アルバムは、油の乗った、最高のストーンズを聴くことができます。
未だにリマスターされていないのが残念でなりません。
えらくかっこいい
★★★★★
あんまりいい評判を聞いてなかったので、手を出すまで随分時間がかかったのだが、初めて聴いた時驚いた。
なんだこれ、めちゃくちゃかっこいい!
ストーンズのアルバムは、時間をかけてジワジワと脳みそが蝕まれていくのが多いのだけど、このアルバムはアタマからガツン!です。
80年代特有の、薄っぺらな音とは全く別の電気っぽさ。
ストーンズのかっこいいところは、時代の音を利用はするけど、決して寄りかからないところ。
「TIE YOU UP」「FEEL ON BABY」「TOO MUCH BLOOD」「PRETTY BEAT UP」の、まとわりつくような、ヌメッとしたかっこよさ。
チャーリーのドラムにエフェクトがだいぶかけられてハードになってるけど、ビルのベースもかっこいいなあ、と思ってたら、ロビー・シェイクスピアという人が大活躍。このアルバムのかっこよさの正体。
十二分に黒くて妖しいストーンズ節爆発です。
ただそれに比べて、後半の得意のロックンロール系の曲が、いつものストーンズだけど薄っぺらく感じる。