Quiet is the new loud!
★★★★★
正に言いえて妙なタイトルを冠したノルウェー出身デュオのセカンド作。ほとんどがギターによるシンプルな弾き語りで、曲によって軽くピアノやトランペット、チェロが入る程度の簡素なバッキングを軸に展開するあまりにも麗しい歌の数々。楽器音の美しさそのものを生かすようなシンプル極まりない音作りが、厚塗りなサウンドばかりがもてはやされる現代にはとても新鮮に響く。甘さを抑えた凛とした空気感。「Quiet is the new loud」というタイトルが何よりもその内容を良く表しているような気がする。このアルバムを気に入った方はメンバーのアーランド・オイエのソロも是非、聞いてみてください。ここでのタイトルをエレクトロニカに置き換えた瑞々しいサウンドが聴けます。新譜にも期待大!