映画の青春時代回想録
★★★★☆
卒論のためにこういった関係の本を読んでるのですが、戦前・戦後の日本映画界に携わった人の話を読んでると、もうむちゃくちゃなんですが、実にたのしそうなんですよね。
映画界も今みたいに、エリート集団!見たいな感じじゃ全然なくて、それこ京都の任侠集団がその母体であたり、左翼の隠れ蓑であったり、小学校卒の監督もいれば京大を出て入ってくる人もいて、本当に色んなバックグラウンドを持った人を包み込む、社会の縮図なんですよね。
企業って、こういうほうが絶対いいと思うんだけどな。
大卒ばっかり集めても、高卒ばっかり集めても、偏りが生じるんじゃない?と感じてしまいます。
映画とか出版とか、それこそ一般の人のニーズを汲み取る仕事こそ、色んな経験をした人がいたほうが楽しいものができそうじゃないですか?