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ブラック・ジャック 1―黒い医師 (少年チャンピオン・コミックス)

価格: ¥410
カテゴリ: コミック
ブランド: 秋田書店
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これはこれで面白い! ★★★★☆
リアルタイムでBJを読んでいた私としては、とても興味深い作品でした。
現代的な絵柄だけでなく、もう少し踏み込んで原作とは別の解釈をしても面白かったと思います。
リメイクという点、また原作者の置かれた立場を考えれば今の時点ではこれが限界なのかもしれません。
もう20−30年たったら、別の作家か今度こそ自分の解釈も含めて新しいBJを描いてもらいたいと思います。
手塚先生の名作を冒涜している。 ★★☆☆☆
現代風に生まれ変わったブラック・ジャック。
携帯電話で話すシーンなんかはオリジナルでは在り得なかったシーンで、時間の流れを感じさせる。

基本的にオリジナルと話が同じなので新鮮さには欠ける。オリジナル版とストーリーは同じで、絵のみ別。セリフも同じ。設定も細部がちょっと違う程度。これだと「模写」に過ぎないのではないのか?
絵は見やすいのだが・・・・プラック・ジャックの表情というか、笑い方が不気味。
擬音で表現するならば、「ニヤリ」と笑うならまだしも「ニタリ」と笑っている。しかも四六時中だ。
この点が最も「違和感」を感じた点だった。

このままずっとオリジナル版と同じ話を続けるのは余りにも芸が無い。
「この漫画」だけの独自のストーリーの構築が待たれるところだが・・・それは「冒険」が過ぎるか。

原作には人間賛美・生命の尊厳などのテーマが打ち出されていたが、ストーリーは同じでも、全体に漂う雰囲気から、この作者と編集部に「同じ志」が有るのかは甚だ疑問だ。もし、特に無く「単なる営利」や「売名」目的ならば「万死」でも償い切れまいが。

・・・と思ったら第3巻でいきなりもうシリーズ終了の模様。

これでは・・・作者が自分の描きやすそうなお話をチョイスして「リメイク」の名目で遊んでただけのような気がします。選んだ作品は「キリコ」の登場する話の割合がやたらと高い。ひと言もセリフの無い「付き人の少女」(助手)を付けた意味も不明。ピノコに対する対抗意識なのだとしたら、余りにも浅はかとしか言いようがない。

絵自体は見やすく、ストーリーも手塚先生の原作と同じ・・・なら、感動も本家に近いものが沸き上がってくるのかというと、全くそんなことはなく、むしろ下手に原作のセリフの差し替えを行ったために、話の「主旨」自体が全く違ってしまった話まであった。

絵は見やすく、ストーリーはほぼ原作を踏襲・・・・も、キャラの造形に違和感があるのと、何よりも本家に盛り込まれた手塚先生の「人間賛美」「生命の尊厳」といったテーマをこの作品は全く受け継いでいない。

外側を立派にしても「張子の虎」、見掛け倒しに過ぎなかったようだ。残念。
読む人を選ぶ ★★★☆☆
原作第一話『医者はどこだ!』でいきなり医者としてちょっとまずい行動をしてた初期の主人公を強調して、エログロフェチのスパイスをふりかけるとこうなります、という感じ。
また、この山本賢治先生の描くBJ先生の表情は独特です。
まさに『悪魔的な』ニヤニヤ。
原作でぼかされていた主人公の行動原理の解釈も独特で、『あぁ、そういう解釈なのか』と思う部分も多数。
はっきり言って原作を読んだ事が全くない、という人にはおすすめしたくない作品です。
原作への誤解を招きそうですし。
評価的には星は付け様もありませんが、個人的に星五ツ分の満足度があるので間を取って星三ツ。
ちょっと萌え系入ったピノコは可愛いし、キリコなんかも格好いいです。
何よりオペシーンに臨場感があります。
主人公のニヤニヤやブラックさ、原作との違いを楽しめる人は読んでみてもいいのでは。
ただ、もうちょっとオリジナルに踏み切っても良かったかも知れません。
せっかくオリジナルキャラがいても肩透かしをくらった気分です。
これはこれでいいんじゃないかな ★★★★☆
原作のB・Jとは分けて読んだらけっこういい作品だと思います。絵もていねいできれいだし。わたしの好きなピノコちゃんがキュートに描かれていてよかったです(^^)
誰にでもすすめられはしないけど ★★★★☆
既存名作を他の作家に描かせる、といった企画が近年多いが、コレもその中の一つ。
まず、山本賢治にBJを描かせるという秋田書店ならではのチャレンジがすばらしい。

原作であるBJは、ヒューマン路線を強く打ち出していったものの、医学をネタに、エログロ・フリークス要素満載のホラーマンガでもあったわけで、
今、現代風にそういったエグい要素をエロティックに、フェティッシュに描ける作家として、山本賢治をチョイスしたセンスは好きだ。
ストーリー…というよりもネームもほぼそのままなのだが、構成や演出はよりそっちの路線を強化した作りになっている。

こういった企画的なマンガは同人誌的、と言う言も出来るが、決して悪い意味でだけではない。普通の書店で普通の単行本として手軽に買えて読めるしね。

…正直、手塚治虫が偉大な作家であるということ自体、広くちゃんと認識されているのか未だに疑問で、「絵が下手」とか「どうせ古いマンガ」とか「子供向け」とか、そういう間違った意識を矯正する間口としては、あって良いんじゃないかと思っていたりもする。