本当だ、いつもの感じだね!
★★★★★
違うよ!
本当はいつもの様な感じじゃない、
今までの島本和彦の漫画を根底から覆す仕掛けがしてある…!
つまり「島本漫画」では「主人公の熱血っぷりをスポコン漫画のように描いている」
ように見せかけて、その「空回りする様子がギャグになっている」という大原則が今まであったのだが!!
この「アオイホノオ」では更に、その空回りする様子で、
笑いと同時に「若者の青さと痛々しさ」を表現しているんだよ!
しかし今、このことを読んでない人に言っても……
通じまい!!
「バクマン」なんかより、こっちがマジョリティー
★★★★★
同人誌即売会に、自分の汗の結晶なオフセ50冊持ってって、1冊も売れなかったことがある人。
夏休み、大手出版社の編集部にマンガの持ち込みをして、当然何の反応もなくて、大きな挫折感を味わったことがある人。
そんな方がいたら、是非読んでみてください。
世の中、「バクマン」みたいな人なんて、全体の0.01%くらいしかいないわけでしょう?
それなのに、なんでみんな「バクマン」読むのさ?
そりゃ、確かに「バクマン」面白いけど…。
「アオイホノオ」の方が、100倍リアルで身近で痛いですよ(笑)。
こちらの方が、完全マジョリティーです。
あと、人生で挫折感を味わっている時期に、「ロッキー」を見たことがある人は、ほとんど他人事とは思えません。
変なリアルさがたまらない
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美大生の若さを本当にリアルに描いている。
そのリアルさがそのままギャグになってて、
そこがたまらない。
本当におもしろいと思って友人に勧めると
なぜか、いまいちわかってもらえない・・・汗
炎の転校生から島本先生のファンですが、
この面白さは島本先生にしか描けないだろう。
すごい世代だったんだな
★★★★★
「燃えよペン」以来、島本の半自伝的(?)なコミックの流れを汲む
「大学生編」第3巻です。
インターネットもなく情報収集がままならない時代、
なんとかマンガ・アニメの世界でデビューしようとあれこれ悩む焔燃のドタバタが、
アラフォーのマンガ好きにはなつかしくも切なく、
こっぱずかしくおかしいんじゃないかと思います。
フィクションといいながら、のちに業界で活躍する
若き日の彼らの出会いが、実はけっこうツボ。
すごい世代だったんだなぁと驚きます。
「BAKUMAN」や「まんが道」とちがい、
当時のオタク文化を遠慮なく盛り込んでいるのもうれしい。
知らなかったこともけっこうあったりで勉強にも(笑)。
遂に持ち込み!初ポカリは変な味!
★★★★☆
「BAKUMAN」とは違った作戦をたてて
マンガ原稿持ち込むホノオモユル。
あの時代らしい作戦で(ネタバレになるため書かないが)
当時はマンガ飽食時代で、あまりにマンガ雑誌が多すぎて
どこに投稿するか悩むぐらいだったのだ。
だから、いつでもデビューできるのだ!
といって全然投稿しない腐った性根の若者が大勢・・・
(オレもその1人だったがw)
そんな現在30代後半〜40代のヤマト&ガンダム直撃世代には
たまらないネタが満載だ。