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図説 アメリカ軍の日本焦土作戦―太平洋戦争の戦場

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
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目を蔽いたくなる戦禍図録 ★★★★★
この本はタイトルとおりの日本各地の戦禍写真を網羅していて、あの戦争の悲惨きわまりない姿を想起させられる。特に大都会や軍需工業地帯が根こそぎにねらわれた反面、古都京都が空爆圏外とは敵ながら天晴れといわざるを得ない。(71頁上段写真に宮城県釜石とあるのは岩手県が正しい)
詳細な日本本土爆撃の資料 ★★★★★
爆撃場所、日時、被害等の詳細な資料がこれだけの値段で全ページに渡り詳細に紹介されています。
網羅出来ているかどうか、今度時間ができたら裏を取ってみますが...
「大空襲と原爆は本当に必要だったのか」の巻末資料よりも文量も圧倒的に多く、写真も多く掲載されています。
資料として、非常にコストパフォーマンスが高いと思います。
同様の資料で、ドイツ本土爆撃を対象にしたものが出る事を望んでいます。
(ひょっとすると、同シリーズで出ているのでしょうか?)
イラク戦争からアメリカの日本空爆を見直す ★★★★☆
イラク戦争は事実上、終結をみた。圧倒的な軍事力によって勝利はアメリカが手にした。まずは空爆でライフラインや交通網を無力化し、市街戦へと移る戦略を行った。この戦略の観点からみると、太平洋戦争当時、空襲を行ったアメリカにおける「戦い」の本質が見えてくるように思う。経済的利益や人種的偏見、異文化無理解によって日本は戦争の標的となり、最終的に原爆投下で焦土化され、占領という名の強制的思想転換を余儀なくされた。イラク敗北の陰に太平洋戦争時の日本の姿がオーバーラップしてくる。民間人まで巻き込む空爆。地獄絵図さながらとなった空襲跡地。日本各地の空襲の実態をこの図説をもって理解を深めるなら、戦争好きアメリカの実態を知るきっかけともなろう。ためになる一冊だ。