荒唐無稽なエンターテイメント小説
★★☆☆☆
経済小説ということで読み始めたが、荒唐無稽なエンターテイメント小説。題名のビット・トレーダーように多少耳する現代の刺激的話題を過激に継ぎ合わせ、暑い夏の日に一気に読ませてしまうストーリーは、人づての情報量の多い才人の技で、話の論理性や一線を越えない節度など無頼派を装った常識人の書いたものであることを伺わせる。しかし、読み終わった後に残る時間を無駄にしたという空しさが、暑さを一層暑く感じさせる。
痛快経済小説!
★★★★★
とある個人投資家でデイトレードで莫大な利益を上げてる矢先、
ふと出会った人物にインサイダー取引を持ちかけられ、それに
乗ってしまった為に、多大な被害を被りそうになるが、
周りの人々に支えられ見事大逆転を成し遂げ、離ればなれに
なりかけていた家族と無事仲直りする話です。
株式投資をした事がない人にとっては少し難しいところ
もあるかも知れませんが、話がテンポ良く進むので
それほど気にならないと思います。
株式投資をされている方もしていない方も、とても楽しめる
内容となっております。
面白い本です。
★★★★★
小説は殆ど読まない私ですが、この本はとても面白かったと思います。
経済小説が好きでたまたま買った本ですが、私的には当たりでした。
家族愛
★★★★★
小説は殆ど読まないが、この本は非常に面白かった。
株式市場を舞台にした小説だが、私は家族愛の小説として良かった。
電車事故を切欠に最愛の息子を失ったところから、家族はバラバラになってしまう。
中学生の長女も不良になって朝帰り。
妻と主人公もすれ違い。
壊れかけた家族。
主人公は株に手を染める。
平凡な生活は、退屈ではありますが、今のような社会では、平凡こそが、実はとても非凡なことだという事実を再認識させてくれた本です。
分かりやすいキャラ設定とプロット
★★★★☆
登場人物ひとりひとりの印象が薄いのと、ご都合主義的なところがあるが、エンタテイメントとしてはこの位の方がまとまり易いのだろう。追証の入金期限までに金策に走り回るさまは結構リアリティがあった。個人的には300万円で買われたウエイトレスの身に何があったかが一番気になる。