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Let's Play the Music of Thad Jones

価格: ¥1,139
カテゴリ: CD
ブランド: Enja
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トミー・フラナガンの最高傑作はこれでしょう! ★★★★★
トミー・フラナガン翁が一切の妥協を排して、彼の理想のピアニズムを追求した優れたピアノトリオ作品だと思います。フラナガン翁のバピッシュで硬質なタッチでありながら上品さを失なわない抑制とバランス感覚、流れる様な美しいフレーズに滲む人柄の温かさ、彼がサド・ジョーンズの作品集としたのは同じデトロイト出身でビリー・ミッチェルのコンボで共演したのがプロのスタートでサドのブルーノートデビュー盤でもピアノで参加と言う実際の付き合いの深さも有るのでしょうが、やっぱり互いの中に似通った資質を認め合い音楽的に共鳴する部分が多かったからではないかと思います。先に述べたフラナガン翁のプレイや人柄はそのままサド・ジョーンズにも当て嵌まるからです。この盤の選曲ほどフラナガン翁の音楽性に合致したものはないでしょう。サド・ジョーンズの代表曲は「ミーン・ホワット・ユー・セイ」「ア・チャイルド・イズ・ボーン」ですが、どちらも溜め息が漏れるほど美しいメロディーの曲ですよね、ただ「チャイルド…」が度々いろんな人に取り上げられるのに対して、「ミーン…」は知られざる名曲と言うところでしょうか、ワタシ的には「ミーン…」の方が好きなんですが、最初の出だしの少し甘い感じからサビで盛り上がるところがクールでカッコイイですね。ここら辺、フラナガン翁は原曲を崩さず実にキレいに丁寧に弾いてて思わずうっとりします。何より、この作品を名盤たらしめているのは、イェスパー・ルンゴー(ベース)とルイス・ナッシュ(ドラム)と言う若手から卒業して現在の欧州と米国を代表する実力派の堅実なバックアップでしょう、デンマーク録音と言うのも、この作品の最大の魅力である上品な透明感にプラスに作用していますね、バランスも完璧です。(とほほの助)