第一級のドラマの3シーズン目は才能も技術も絶好調だ。このシーズンの22話は前シーズンの続きだ。主な登場人物の中に新顔はいないし、あらすじにも急激な変化はなく、3回連続でエミー賞の「ベスト・ドラマ」賞を受賞している(シーズン4と違って賞の決定に反対意見はなかった)。3年目は一話完結の「アイザックとイシュマエル」で幕を開ける。9月11日の事件後22日で制作、撮影、放映された特別版だ。結果はややお説教くさくなりがちなものの、この番組が新シーズンの幕開けに全力をかけることができたのが制作陣の才能だけでなくたゆみない努力のたまものであることはたしかだ。
大統領バートレット(マーティン・シーン)が再選を目指して立候補すると決意したことが、このシーズンの前半の展開に火をつける結果となる。補佐官たちに対して罷免が提出され、小さな間違いが重要な意味合いをもつようになり、ホワイトハウスの領事(オリバー・プラット)は最悪の事態のシナリオに警告を発する。焦点はやがて、潜在的な「マクベス夫人」としての大統領夫人(ストッカード・チャニング)にあたる。チャニングは自分の役を完ぺきに演じ、彼女の誕生日パーティーはシーズンのハイライトのひとつとなる(エピソード「Dead Irish Writers(死んだアイルランド人作家たち)」)。アシスタントのドンナ(ジャネル・モロニー)と上司のジョシュ・ライマン(ブラッドリー・ホゥイットフォード)、広報官のCJ(アリソン・ジャニー)はみなカリスマ的なロマンスを体験しているが、この年の名脇役はなんといっても、ジョン・スペンサー演じる冷酷な首席補佐官のレオ・マクガリー。大統領のために速記投票を受け入れて厳しい真実を伝えるにせよ、バートレットがいかにして闘ったかを教えてくれるにせよ、すべての道はマクガリーに通じている(エピソード「Bartlet for America(アメリカのためのバートレット)」)。エミー賞の俳優賞はチャニング、スペンサー、ジャニーに贈られているが、この番組の魅力のひとつはすべてのキャストにそれぞれ活躍する場面があることだ(トビーが大統領の作戦に抗議するシーンや、サムが政府に信頼を寄せるシーン、大統領が感謝祭で示した奇癖など、枚挙に暇がない)。繰り返し登場するゲスト出演者のロン・シルバー、ティム・マトソン、メアリー・ルイズ・パーカー、マーク・ハーモンらは、彼らのキャリアの中で最高の演技を見せてくれている。絶妙な台本、息つかせないテンポのよさ、それにアメリカ政府について詳しくなれるのも魅力。テレビドラマにこれ以上何を望めるだろう。(Doug Thomas, Amazon.com)
CJ大活躍
★★★★★
シーズン3でも、引き続きバートレット政権は朝から晩まで次々に起きる
事件の対応におおあらわ。シーズン3ともなるとストーリーに切れがなくなり、
「続けることに意義がある」というような内容に陥ってしまうドラマが多い中、
このシリーズはますますレベル、面白さがあがっている。
シーズン3ではCJクレッグ報道官の存在感がそれまで以上に増している。
CJがキーパーソンとなりストーリー展開していくストーリーが目立つのがこの
シーズン。今回も繰り返し繰り返し見た。もっと見たい。と同時にシーズン4
の国内版が待ち遠しい。
ちょっと複雑?
★★★★☆
第2シーズンからの流れを期待してましたが、ちょっとだけはずれ。
やはり9.11の影響でしょう、政治問題やアメリカの抱える問題を軸に
進む回が多く、単純に楽しむというわけにはいかなかったです。
個人的には第1、第2シーズンでは大統領や周りのスタッフの
誠実で真摯な姿に共感というか憧れて(こんな上司や部下が欲しい!)
かなり感情移入してましたが、第3シーズンはちょっと違いますね。
でも見ごたえは十分です。
スーパーヒーローはいない、少し優秀な普通の人達が熱意と誠意で
問題に向き合っていく姿勢は変わりません。
二日掛りで一気に見ちゃいました。
はたして日本ではこんなドラマが生まれるかな?
やはりアメリカは違うなぁ。
待ってましたのサードシーズン!
★★★★★
9.11が絡み、政治色が濃くなってきた(選挙前だから当然?)3rd。
難しい話は置いといて、後半で登場のマーク・ハーモンに一目惚れ
してしまいました。CJとの会話が少年っぽくって可愛すぎ!!
シャリーフの暗殺と絡み、最終話は号泣でした。
「イサクとイシュマエル」もメッセージが深い!
シーズン1、シーズン2に比べると多少難解な部分が多いけど
シーズン4を見ると納得する場面も多いはず。
サムの活躍もあと少しですしね!
面白かったけど、なんかシーズン2までとは雰囲気が違うなぁ
★★★★★
シーズン2とシーズン3の間には911事件があったため、微妙に雰囲気が違うということは
製作者解説でも述べられていたことだが、全体的になんか重たくなったような気がしたの
は確か。ゴッドファーザーを意識したらしい最終話の最後のシーンなんかを見ると尚更そ
う感じた。
今回シーズン3のドラマのメインは、
・大統領の病歴詐称の対応
・再選準備と、そのために新たに加わったスタッフとの確執
・大統領選共和党候補であるリッチー知事登場
・クマーの国防大臣シャリーフが画策したテロとシャリーフ暗殺
後ろの二つが、911とブッシュを強く意識してるんだろうなぁという内容。
他に大きなポイントとしてはサムの吹き替えが変わったこと。シーズン1から比べると他の
キャラが立ってきた分、サムの出番は減ってきている。今回声が変わったことでサムがどん
どん普通の脇役っぽくなってしまった。
そんなシーズン3だが、一番好きなのが17話の「副大統領の条件」。
自分がアルコール依存症だと告白しにきたホインズに対し、彼を副大統領から降ろさない
理由をバートレットは4つの単語で書き表す。「Because I could die」思わず目頭が熱く
なってしまったシーンだ。
最後の巻には、911が起こったことでシーズン3開幕直前に放送された「イサクとイシュマ
エル」も収録(字幕のみ)されている。911事件によってアメリカ人が抱いた戸惑いや混乱と
いったものがよく出ていると思う。理想主義、偏狭さ、独善性、正義感、権力者意識、リベ
ラリズムといった要素が綯交ぜになっている、レオをはじめとするスタッフ達のセリフにも
注目。
最高!
★★★★★
待ちに待ったホワイトハウスサードシーズンです 内容は 少し誠治的になった部分もありますが やはり素晴らしいと思います 最初のうちは選挙参謀のスタッフが増えたりで目まぐるしいですが これもいいですね サムの声も 棒読みで浮いてたのが無くなって良かったです