本書は現存する第２次大戦機の写真（全体や細部）を主体とし、ﾚｽﾄｱ作業やｴｱﾚｰｽ機（ｼｰﾌｭｰﾘだけですが）も紹介している本ですが、タイトルと異なり伊、仏、ソ連の機体も載せられており、基本は飛行可能な機体ですが、一部は図面を元に再現した機体（Fw-190とYak-9U）だったり、ﾎﾟﾘｶﾙﾎﾟﾌI-15、I-16のように墜落機を再生したり完全なｵﾘｼﾞﾅﾙ状態では無い機体もあり、記述に間違い（冬戦争でﾌｨﾝﾗﾝﾄﾞのｸﾞﾗﾁﾞｪﾀｰがﾄﾞｲﾂとの戦いに使われたとの記述はｿ連とすべき）もありますが、これだけの写真を収集した内容は買えます。

今回はややもりだくさん。
そのせいか少々薄味のような気もしてしまいますが...？
それでも、ソ連のYAKやポリカルポフ、フランスにイタリアと珍しい機内が観られるのはとても面白いです。
目次を見て下さい。（細かな機種まで載っていないようですが）
巻末の（飛ばないけど）展示飛行機も非常に充実しています。

この本のお陰でスピットファイアとハリケーンの区別をつけられる様になるかもしれません。
アップの様々な角度からの写真が多いので助かります。

Ju52をもってきてくれるのは嬉しいです。
あのごっつい外観が意外と好きなのです。