ボーカルが聴きやすい声で歌っているのが多いアルバムですね、前作よりハードロックよりのアルバムって感じでしょうか。もう少し前作にあったパンチのある曲が欲しいなって感じがしますが、聴きやすいアルバムなので、買いだと思いますよ。

ATRの4thアルバム。
まず通して聴いた感想は凄く聴きやすくも個々のセンスが光る作品だと思いました。
2thから入った自分ですが、アルバムを出す度にギターが鋭くなっていてドラムのジェイソンがとにかくテクニカルでかっこいい。
正直前作よりは大人しくなったとは思いますが、この作品はATRの違う一面を伺える最高のアルバムだと思います。

僕も前作からATRを知ったくちですが、4thには及ばないものの素晴らしいアルバムだと思います。
前途の方がおっしゃっている通り、ボーカルが体調が万全でない状態でのレコーディングということだったらしく、歌に4thにあったキレやパワーが感じられません。むしろ苦しそうに歌っているな、というような印象も少し受けました。
ライブもいくつかキャンセルしていましたね、チルボドとの来日ライブに行ったのですが、お目にかかることはできませんでした。残念。
しかしながら今作も、曲はどれもメロディアスで素晴らしく、名盤である4thの次に出たアルバムとして聞いても謙遜はないと思います。
★４の理由としては、ボーカルとサウンドプロダクションに不満が少々あるため、また、4thと比べるとちょっとパワー不足かなと思うためです。
次回作に期待大です。

丸くなったとおっしゃられた方がいらっしゃるが、俺もそれに同意。
前作以上にメロディ（クサメロ）路線に走っており、ブルータルな面はかなり引っ込んでしまった。そして、前作におけるThis Callingのような一撃必殺なキラーチューンも見当たらず、スキルの高さは認められてもなんだか冗長で早々に飽きが来そうな印象である。
彼らに激しさを求めていたならば幻滅だが、純粋にメロを求めていたならば評価は高まりそうではある。

前作で一躍ブレイクしたメタルコアバンド、All That Remainsの4th。
前作に引き続き、パンチの効いた楽曲でガンガン攻めてくる。
特に目立ったのはトラック7や11（11はカバーだが）のような落ち着いたミドル、スローナンバーが用意されている、ということだ。
前作ではクリーンでメロディアスに攻めていたが、それよりも激しいドラミングや強烈なグロウルなどでリスナーを引き付けた。
しかし今作は、攻撃性たっぷりのトラック1や3、5に加え、トラック7のような落ち着いた曲もあり、メリハリが付いている。
全体的に丸くなった感があり、そういった意味では聴きやすい作品だろう。

ただ、今回気になったのはVo.であるフィリップだ。
確かに前作と同じくシャウトやデスボイスで攻めてくるが、いかんせんクリーンの破壊力が低い。
どうやらフィリップは病気だったらしく、それでライブにも参加できなかったそうだ。
その影響か、クリーンに頼りすぎな楽曲も多く、その上クリーンの存在が弱くなっているのだから、キラーチューンらしい曲が少なかったのが残念。

しかし高品質な作品に間違いはなく、まだまだメタルコアシーンを引っ張っていく力を感じられる。
個人的には前作が名盤だが、それでも次回作に期待できる内容だったことに間違いはない。