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雨に殺せば (創元推理文庫)

価格: ¥714
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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これで良いのか? ★★☆☆☆
リアルさと小説ならではの面白みが融合した魅力的な作品を多く送りだしている作者の1985年の警察小説。作者の売りでもある軽妙(?)な関西弁での会話もテンポよく楽しい。
犯罪もなかなか巧妙かつ難解で、軽さと犯罪の重大性のミスマッチがこれまた楽しいのも作者の他の作品と同じ。
しかし、最後のクライマックスはこれで果たして良いのか?公判維持できるのでしょうか?余計なことかもしれないが、そこが一番心配で、そこが一番印象に残った作品でした。
本当の初期の傑作!では ★★★★☆
著者の2作目。謎解き物としては初期のベスト3には入ると思う。相変わらず関西弁での会話は面白く、黒・マメコンビの設定が「二度のお別れ」と微妙に違っているのも読んでいて楽しい。又学校の先生であっただけに、銀行の仕組みなど非常に分かり易く書かれている。最近の関西ノアール系の作品の虜の私としても、この作品は外せない。ユーモアミステリーファンにはお薦め。「キャッツアイころがった」が予想外につまらなかったので、未読の方は「二度のお別れ」と一緒に読んでみてはいかが。