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なめとこ山の熊 (ミキハウスの絵本)
価格: ¥1,575
カテゴリ:
大型本
ブランド:
三起商行
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タイトル表示まちがっていますよ!
★★★★☆
こちらのタイトルが、『なめこと山の熊』とありますが、『なめとこ山の熊』ですからお間違いなく!
「なめとこ山の熊のことならおもしろい」
★★★★★
「なめとこ山の熊のことならおもしろい」で始まるこの童話は本当におもしろい.人間は,生き物を食べながら生きている生き物にすぎない,という考えにもとづいた童話.なめとこ山のモデルは岩手の花巻の奥にあって,それはそれは美しい所だ.
この童話の絵本版は他にもあるが,私は木目を活かしたパッチワーク「組み木絵」によるこの本が一番好きだ.個人的な思い出だが,ロサンゼルスに住んでいた頃,この絵本を子供に何回読み聞かせしたことか.なめとこ山の熊のことならおもしろい...なめとこ山の熊のことならおもしろい...なめとこ山の熊のことならおもしろい...
組み木絵のおかげで,賢治の言葉のひとつひとつが生き生きとしてくるのだ!
命の重さと尊さが心にせまってくる。
★★★★☆
熊打ちの名人小十郎は、生きていくために熊を殺し続けている。けれど、熊の毛皮や熊の胆は、安く買い叩かれ、貧しい暮らしを続けていかざるをえない仕組みの中で生きている。
熊と小十郎との間には、生きていくためのぎりぎりの所での命のやり取りが感じられ、命の重さと尊さがひしひしとせまってくる。
氷の玉のような月が空にかかっている下で、熊に殺された小十郎の死骸を囲んで、熊たちが雪にひれ伏したまま、いつまでも動かなかったという最後の場面は、いつまでも心に重く残る。