とっかかりやすい文学本
★★★★☆
1つ学年が上のお友達がぶあつ〜い「銀河鉄道の夜」を図書館から借りてきたトコに遭遇〜
もうこんな文学小説読んでるの?とビックリ。
ワタシは銀河鉄道の夜、あんまり記憶にございません。
教科書に載っていた「注文の多い料理店」もふに落ちない点がいくつか…
そう考えて、このお話なら、と探してみました。
出版社が違っていろんなのが出ています。
その中でもこちらはしっかりしたハードカバーに、字数も字の大きさも低学年にはちょうど良い。お話もいろんな動物が出てきてとっつきやすかったようです。
読み聞かせしましたが、そのうち自分で読んでくれるといいのですが…
他の本に比べてちょっとお高いですが、揃えたい気もします(^_^;)
読めば読むほど
★★★★★
いい本です。何回も読んでいるうちに行間を読むようになってきました。四才の息子は可愛い絵と動物が出てくるのでお気に入りのようです。やはりいもとようこさんの絵、いいです!
孤独。愛。自由。哀しみ。
★★★★★
ゴーシュを通して伝わってくる、孤独、愛、自由、そして哀しみ。
うまく言えないけれど、この本を読み返すたびに、あるいは眺めるたびに、そんなことを思います。
それは夜の闇のように親しげで温かく、ときには青空のように哀しい。
一生かけて持っていたくなる絵本です。
今からもう30数年以上も前、幼稚園の卒園祝いにこの絵本を、僕は園長先生から頂きました。
その真価を理解できたのは、大人になって、30歳を過ぎてからです。
素敵な話だと思いませんか。
どんな絵本よりも茂田井武さんと宮沢賢治さんのこの本が好きです。
宮沢賢治と茂田井武の出会いに、感謝。
★★★★★
これは、いいですよ。
きっかけは、BS2で、絵本の紹介の番組があっていて、
ゴーシュが一人で聴衆のまえで弾く場面の紹介があって。
ひと目で引き込まれて、すぐ買ってみたのです。
テレビでも言ってましたが、絵が文章に負けていない。
ほんとにそう思いました。すばらしい絵です。
この絵を観たいときに観れるだけでも、買った価値があるというもの。
もちろん、文章もすばらしい。
ゴーシュの家にやってくるどうぶつたちと、ゴーシュのかけ合いが楽しい。
ねこなんて、頼まれたわけでもないのに、まだ半熟のトマト(しかもゴゴーシュの畑の)をもってきて、最初に言う言葉が、
ああくたびっれた。なかなか運ぱんはひどいやな。」
なのだ。しかもこうつづく。
なんだと。」
ゴーシュがききました。
「これおみやげです。たべてください。」
勝手で、えらそうで、奔放で、でも憎めないやつ。
こういう人いるよなぁとか思ってしまった。
てなかんじで、くる動物くる動物が、特徴あって、楽しい。
ほんと楽しい。
にこにこしながら、ときには声をあげて笑いながら読みました。
宮沢賢治と茂田井武の出会いに、感謝。
文章と絵の競演
★★★★★
誰かに褒めてもらいたい自分がいたら、何よりもまず、自分で褒めてあげないと。いつかきっと、自身の素晴らしさに気づきますように。
茂田井さんの絵も手伝って、賢治の温かい風景描写や、人を驚かせるような描写がより、鮮明に伝わってきます。