同じく子育て中の母として。
★★★☆☆
一巻から二巻までは、とても楽しく読めました。
作者の、奔放でマイペースなパリでの日常、自分の独身&新婚時代とかぶるものがあり、ほほえましく楽しく読ませていただきました。
が、三巻あたりから、作者の子供が産まれて子育てのことが話題にあがると、同じく子供をもつ母親として、「ちょっとそれは…」と思うことが多くなりました。
パリから日本へ、生後間もない赤ちゃんを連れてのフライトでしかも途中で赤ちゃんが熱をだして(疲れから)とか読んでいると心配になりますし、自分の欲望のために強行スケジュールで睡眠時間もままならないままロンドンへ旅したり(もちろん体調を崩す)する辺りは、呆れを通り越して怒りすら覚えました。
この作者には、子育てのことをエッセイにしてほしくないと思います。
のほほんとちょっとだらしない生活を笑っていられるのは、それのしっぺ返しがくるのは作者だけだったから。
子供は巻き込まないで欲しいです。
おかげでせっかく楽しかったこのシリーズも、読みたくなくなりました。