密度の濃いエッセンス
★★★★★
ひとつのトピックに割り当てられるページは、だいたい1〜3ページ。
それにしては、情報密度がやたらと濃い。
普通の本だったら、これで一章書くだろうというテーマを、ぎゅぎゅぎゅとしぼったエッセンスをずらり88個並べたのが、この本である。
適度に読みやすく、難しく、このバランスがちょうどいい。
学問にしても、小説にしても、その根底には現代思想の影響が強くある。
手元にあると、いろいろな本を読むときに便利かもしれない。
目次があいうえお順なので、時代は追いにくい。
むしろレファレンスとしての一冊として。