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連合軍の小失敗の研究―第二次大戦の勝者に見る失錯の本質 (光人社NF文庫)

価格: ¥770
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光人社
Amazon.co.jpで確認
弘法も筆を誤る ★★★★☆
『日本軍の小失敗の研究』や『続・日本軍の小失敗の研究』を読むと、連合国側は小失敗をせずに完璧に戦争を遂行したかのように思えてしまうが、当然ながらそうでないことを本書によって確認できる。

大失敗を犯した側にも、大成功を収めた側にも小失敗があるので、小失敗のみから大失敗や大成功の根本的要因を探ることは出来ないだろう。ただ、国家レベル、個人レベルに限らず、失敗を論じること自体が個人的に好きなので、本書の内容には満足している。
相変わらずのレベルの低さ ★☆☆☆☆
第二次世界大戦において連合国にて行われた不合理、と思える判断(戦略や兵器開発)について「小失敗」と称して取り上げた書籍です。
対象がイギリス、ソビエト、アメリカ、フランスと主要な連合国全般なので絞りきれず散漫な感じ。
確かに失敗と言えば失敗なのだけれど、後知恵で表面的な面だけ見て著者が思いつきで感想を述べているだけ。論じているのではなく単なる感想に過ぎません。また、何故そのような不合理と思えることが行われたのか、その背景や原因といった点については全く考慮していませんし、取り上げてもいません。
歴史認識についても表面的で底が浅く、また古さを感じさせるものであり、それが思考の元になっているので、どうもピントがずれた感じです。
読んでも特に得られる物は無いのではないかと思います。
相変わらずのレベルの低さ ★☆☆☆☆
第二次世界大戦において連合国にて行われた不合理、と思える判断(戦略や兵器開発)について「小失敗」と称して取り上げた書籍です。
対象がイギリス、ソビエト、アメリカ、フランスと主要な連合国全般なので絞りきれず散漫な感じ。
確かに失敗と言えば失敗なのだけれど、後知恵で表面的な面だけ見て著者が思いつきで感想を述べているだけ。論じているのではなく単なる感想に過ぎません。また、何故そのような不合理と思えることが行われたのか、その背景や原因といった点については全く考慮していませんし、取り上げてもいません。
歴史認識についても表面的で底が浅く、また古さを感じさせるものであり、それが思考の元になっているので、どうもピントがずれた感じです。
読んでも特に得られる物は無いのではないかと思います。
現在を知る参考書 ★★★★★
実に面白い。日本軍の小失敗の続編であるが、日本も連合軍も似たような失敗をしている。例えば、御完成のない部品で戦車を多品種大量に作りつづけたイギリス、まともな防衛線も作れなかったフランス軍、航空機をナメていたソビエト軍。兵器では日本軍のそれと性能もそんなに差がなく、軍人の指揮内容もプライドと見栄と感情で動いていたなんて。

結局勝てたのは、アメリカ軍のおかげ。しかも、工業生産が今みたいにきちんとしてなく、多品種作れなかったから、逆に兵器を交換しても改めて兵隊を訓練しなくても済んだと言う偶然性に依存。それでも兵器の質は最初はあんまり良くなかったと言う。
軍人の指揮に関しては、比較的良かっただけと。

このあたりのことを考えると、今の世界経済を知る上でも大きなヒントとなるのではなかろうか。