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常に諸子の先頭に在り―陸軍中將栗林忠道と硫黄島戰

価格: ¥3,150
カテゴリ: 単行本
ブランド: 慧文社
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陸軍中将小林忠道の生きざまに感動 ★★★★★
書を読み、陸軍中将小林忠道の生きざまに深く感動した。感動を憶えたのは、久しぶりである。日本人の持つ、弱点的欠陥も的確に指摘されています。
先人たちがなぜ先の戦争に突入しなければならなかったのか、何故、日本人特有の欠陥を克服できなかったのかを若い人に書を読んで考えていただきたい。
小林忠道陸軍中将の硫黄島の激戦には、中将の生まれた土地の文化、環境に育まれたものに裏打ちされた強さがあった。そして、現在も変わることのない
弱点的欠点を出来るとことから、改め、今後の日本人の生き方の変革を願う。平凡でもよい、生き、働き、暮らせる日本に変えていただきたい。
結局、親米ホシュね。 ★★☆☆☆
はいはい。わかりましたよ。アメリカの軍人は「冷静」で「合理的判断」が出来、それに比して日本の軍人(特に陸軍)は、対米戦争の方策すらもっていなかった。そんな中でも栗林中将の存在は別格だった、という訳ね。確かにそうかもしれないが、著者の考察には、何故日本が望まない戦争に巻き込まれたか、最後まで和平交渉を続けたのか、闘わざるを得なかったか、という「時代」の視点が全く欠けている。現在の視点で過去を裁いても意味はない。
帯に私の尊敬する師「松原正教授」の評が書かれているが、「昨今は安直で気樂な反米が流行しているが」とある。誰が「安直で気樂」なものか。日本人は「反米」であることの「作法」が必要なのである。松原先生、知的怠惰は道徳的怠惰に通ず、と教えて頂いたことは、今でも私の座右の銘です。先の大戦をよく考察すれば、「気樂な反米」なぞ、どうしてなれませうや。
内容はいい形式が問題 ★★★☆☆
筆者は早稲田のアメリカ文学専攻の教授である。そういうわけで、ある程度はくせや自由があってもよいとは思うが、この本全体が旧仮名遣い、旧漢字なのには辟易した(しかも、文体や全体の形式は新式なのであるので、戦前の文献を読むときとちがって落ち着きが悪い)。せっかく内容はなかなかよいようなのに、自分の好みにこだわりすぎ、読者のことを考えていないと思う。せめて副題に「旧かな、旧漢字使い」とでも注記すればよかったであろう。たしかにこの本の表題の中将の将の字など旧漢字ではあるが、そこから気づけというのは無理であろう
映画『硫黄島からの手紙』を観てから読んでみました。 ★★★★★
映画『硫黄島からの手紙』を観て 『栗林忠道』という方に、興味を持ち 栗林さんに関する書籍を色々読んでみましたが この本が 一番 ぴたっと来たように感じました。文体は、当時の表現で やや読みにくい所もありますが それだからこそ 当時の様子が 良く分かりやすく伝わる書籍でした。 お値段は 少しお高いですが お勧め本だと思います。
わが国がもつ宿命的欠陥 ★★★★★
 硫黄島戦で敵をトコトン苦しめ、現在にいたるまで米軍から尊敬を受けている栗林は、米国駐在武官経験がある知米派で、日米開戦には反対の立場であった。同時に中将は、楠正成を尊敬する典型的な日本武士でもあった。
 この種の本が出ると「良識派の言を取り入れなかったか愚かさ」という方向で、過去の歴史を現在の基準で非難する内容となるものだが、留守教授はそういう立場をとっていない。教授の批判精神は、日本人の気質に向けられている。その意味で本著の内容は普遍性が高く、特に指導者が読むべき内容となっている。
 栗林をつぶした当時の日本がもっていた「その場しのぎ」「前例墨守」気質は、今も全く変わることなく残っている。その意味で現在をみつめる本でもある。
 それにしても、当時の国家・軍指導部には、栗林を「最後の切り札」として残すだけの見識があった。果たして今のわが国にこれだけの見識・軍事常識はあるのだろうか?