確かにコロムビアのやり方は間違っています。
今までに出た音源をリマスター再発した方が断然マシです。

しかし、今となってはアルバム未収録シングルである「麗しき〜」や、「ma cherie」、インディーズアルバム「voyage」収録曲は新規ファンには簡単に入手出来ない代物なのではないでしょうか?

そういった貴重な曲を現在の音質で聴けるだけでもこのアルバムの価値は充分にあると思います。

ただ、シングル曲がシングルコレクションとダブるのと、隠れた名曲「APRES MIDI」が収録されていないので☆3つとします。

GACKT在籍時の楽曲を含むベストアルバムをリリースです。
正直、マリスを語る上でこのベストは有り得ません。
マリスが与えてくれた『夢』から覚める為にコレを買えというのでしょうか。

まぁ…インディーズ時代の楽曲を聴きたい方は一考してみては？
しかし個人的には「ど〜せならtetsu時代の楽曲も入れてくれ」と思うのですが…(笑

当時のマリスのメンバーは既に別々の道を歩んでいるわけですし、
１０周年記念と言っても、誰が記念しているんだろう？と思います。
恐らくレコード会社がダシにしているだけでしょう。

既にCDを持っている旧来のファンは買うとは思えませんし、
これからマリスを知りたいっていう人にも断片のつぎ合わせのようでお勧めしたくはありません。
シングルコレクションならともかく…
マリスの音楽はそれぞれのアルバムにそれぞれのストーリー、世界観があるので、
ベスト版を作ることに意味を感じません。
メンバーと全く関係ない人間が勝手に曲を詰め込んだという印象しか受けないんですよ。

これからマリスを知りたいという方は、どれでもいいのでまずアルバムを手にとって欲しいです。
その上で、アルバムから漏れている曲をシングルコレクションから、
またはマキシを１枚ずつ買う、というのが当時のマリスに近づける確実な道ではないでしょうか。
マリスの関わらないマリスのCD、という気がします。

全く、いつまでどこまで金づるにするんだろうなと思えてきます。


最後になりましたが、曲それぞれクオリティは非常に高いです。
それだけに、ばらばらにされてあちこちからかき集めるようなやり方が好きになれないのです。

前回のシングルコレクションに続き、第2期MALICE MIZER(Gackt、Kamiが在籍してた時)のベストなんですが…
インディーズアルバム『Voyage』とメジャーアルバム『Merveilles』を合体させたものじゃないですか。これってベストと言える内容ではないです。第1期〜第3期までの選曲ならベストと言えるのですが、レコード会社の事情があって実際難しいと思います。両方持っているマリスファンは必要のないアルバムですが、新しいマリスファンや知らない方には入門編としてお薦めします。

インディーズ時代の曲が収録されていることにまず吃驚です。
コロムビアの商品として発売されることはないだろうと思っていました。
しかし、それならばインディーズ時代の楽曲を
すべて収録して発売することはできないのかと考えてしまいます。
インディーズ時代の楽曲を一部収録することによって
Midi:Netteの商品売り上げに繋がるとの計算の上で
収録を許可したのではないかとも感じます。

いつまでもファンをただの金づるだと考えるのはやめて欲しいものです。