党生活者の方がいい
★★★☆☆
蟹工船よりも、党生活者の方が小説としては面白かった。主人公が、プロレタリアート解放のために俺がやらねば!といつの間にか自己陶酔し、自己を正当化しながら運動に駆けずり回る様が、妙に生々しい。若松孝二監督の「連合赤軍あさま山荘への道程」で観た赤軍兵士たちを思い出した。この手の運動は、右左関係なく、自己陶酔しなければやっていけないのかもしれない。しかしこの自己陶酔や自己正当化が行きすぎると…
人間の業とは怖いものだ。
これは現代の「蟹工船」である!! dvd女工哀歌は必見!!
★★★★★
dvd女工哀歌【作品概要】
“これは、あなたの服を作っている少女達の話”
これは現代の「蟹工船」である!!
◆中国の、とあるジーンズ工場に潜入し、「中国製」という名目の下で私たちが安く服を買える理由(現代の労働問題やグローバル社会)に迫るドキュメンタリーの傑作!
【ストーリー概要】
誰もが1本は持っているジーンズの生産過程に注目し、世界の衣料品の大半を生産する中国の工場を密着取材したドキュメンタリー。
今や“世界の工場”と呼ばれるようになった中国の舞台裏に迫るため、工場で働く10代の少女たちの日常生活を追う。
監督は、ドキュメンタリー作家として活躍するアメリカ人監督ミカ・X・ペレド。急速なグローバル化への疑問と同時に、過酷な生活の中でも夢や希望を失わず、健気に働く少女たちの姿をとらえ、重い題材を時にコミカルな視点で描いている
筆に力あり
★★★★☆
人じゃなくて階層を描いています。。。
なるほど
めっちゃどきどきします!!
蟹食った後に読んだら微妙な気分ですね。
なんかちょっと気持ちを高揚させる部分もあって
やり手やったんやろうなぁと思います。
党生活者の方は現実感あって
矛盾はらんだ現実の生き方みたいな部分が
でてると思うんだけど
そこらへんも含めて
力漲り文章でした。
フィクションです
★☆☆☆☆
私の両親は、実際に蟹工船で働いていました。
とても楽しかったそうです。
『ゆでたての蟹肉をおにぎりのようにして食べる楽しみ…解らないだろうな』と幼い私に話してくれました。
この小説をリアルな話のように勘違いしている皆さんに言いたい…本当に蟹工船で働いていた人の声…想像できないでしょう?
あくまでフィクションなんですよ(笑)
不当な搾取に立ちあがる労働者たち
★★★☆☆
昨今の不景気で『蟹工船』ブームが起こっているとのことで、この本を手にしてみました。
まず言いたいのは、船の構造に明るくないと詳しい背景描写に想像をめぐらすことができないことです。
私もその一人で、正直、船のどの部分でストーリーが展開しているのかあまり理解できませんでした。
ただストーリーの核は理解できます。ですが、より深い読解を望むなら背景部分の理解も必要となるでしょう。