魅力的なキーワード
★★★★☆
フランス料理のシェフ、岸田周三さんと
東京事変でお馴染みのベーシスト&プロデューサー
「師匠」こと、亀田誠治
ラグビーチームの清宮克幸監督
この方々のインタビューがあったので即買い
他にも
* 「流されないために、時間割を作る」
* 「効率の良さは、疑う」
* 「テレビ見ない、本読まない、他人から聞く」
* 「その場で決断、後ろは見ない」
* 「水曜日に線を引いて、考える」
* 「大型書店と家電量販店をハシゴする」
など、魅力的なキーワードが満載
『生物と無生物のあいだ』でベストセラーになった生物学者、福岡伸一さんは、
最後に残るのはプロセスだと言い切る
現代人が食するものや、仕事の結果について
短期間に結果を出すことの弊害について疑問を投げかける
10年、20年、自分が死んだ後の100年、1億年の単位で考えると
個々の効率なんて、まったく意味がなくなってくると。
コンビニフードを例に出す。自分が絶対に入れないモノが入っているから
長持ちするわけで。棚の奥から一番新しいものを選ぼうが、そのぶん毒も新鮮
ボストン・コンサルティング・グループの日本代表の言葉
同社での採用基準は、2つ。
「一定程度賢いか?」、と
「その人と2週間、旅行をする気になるか?」
同じタイプでも飽きてしまうし、まったく合わないとチームが組めない。
最後に採用されるのは、人間力が高い人。
就職を狙う学生や、面接官に再度、振り返ってもらいたい事項ですね。
小山昇さんが言ったコトを再定義すると
「会社や店は、そこの社長や代表の器でしか、成長しない」
とゆーこと。
ゴージャスな空間デザインが得意の森田恭通さん(大地真央のダンナ)が
ある人に言われた言葉。「男は、フェラーリ磨くより、爪を磨け」
ここでの爪とは、ネイルサロンへでもいって、爪を磨いて美しくしろってこと。
最後に勝負できるのは、己の肉体です。
爪=自身のスキル って、捉えてもオッケーだと思います。使い勝手の良いお言葉。
旬の人を集めたムック
★★★★★
本書に限らず、一連の「セオリー」シリーズは結構侮れない。
買って読んでみて驚いたが、最近読んだ本とか見た番組で、もう少し知りたいと思った人が並んでいる。
例えば、佐藤可士和(「超整理術」はなかなかインパクトのある本)、岸田周三(NHKの「ザ・プロフェッショナル」の対談と内容が一部かぶっているが興味深い)、海堂尊(「チーム・バチスタの栄光」)、福岡伸一(「生物と無生物のあいだ」もいい本だった)、荘司雅彦(「超勉強法」はちょうど読んでいる)。
それ以外にも、森田恭通(デザイナー)、樹林伸(「神の雫」の原作者)、稲本健一(名古屋ベースの「ゼットン」の仕掛け人)といった有名どころが並ぶ。
いろいろ気になるところはあるが、幾つか挙げると以下の通り。
・朝の早起きが多い。
メリットとしては、「アイデアが浮かぶ」、「仕事をじゃまされない」、「朝から幹部ミーティング」、「毎日、定刻にリセット」といった点が挙げられている。
実は、毎日早起きができると言うことは、頻繁な深夜残業や飲み会をしないということがメッセージではないか(毎日深夜までの飲み会が入っているのは誉められたことでない?)。
・体作りが半端でない人がいる(稲本健一はトライアスロン。高島郁夫(バルス)、玉塚元一(リヴァンプ)もやっている)。
・アイデアをすぐメモするか否かは個人差がありおもしろい。
特にメモに敢えてしない人(大宮エリー、森田恭通)の発想はおもしろい。
確かに「自分なりに強く感じたことであれば、メモに残さずともきっと頭の中にインプットされると信じている」、「どうしようもないものは、記憶から自然に消えていく。頭が勝手に選別してくれる」のは正しい。
・クリエィテイブ集中日の発想(佐藤可士和。周1日は打ち合わせを入れない日を作る)はいい。ただ、通常のビジネスマンにはちょっと無理か?
・本のポイントをメモし、常に携帯して、空いた時間に自らにインプット(本田直之)
・ 混雑で無駄な時間を費やしたりストレスを受けるのは無意味という発想からランチは11時半から(本田直之)
トリンプ元社長の吉越さんの発想が確か同じ。成毛真はそもそも行列しないという発想であった。
・「テレビ見ない、本読まない、他人から聞く」(大宮エリー、「プロフェッショナル」の脚本家、箭内道彦)という、情報収集魔が多い中での、逆張りでオリジナリティーが出せるのは才能か?
・ 急な食事や飲み会には行かない(亀田誠治)という発想も賛同するなぁ
・20〜30冊は本を常にストックし、1日のスケジュールがどんな状況でも最適な選択を可能にすることで、読書へのモチベーションを保つ(土井英司)
よかったです
★★★★☆
他のレビュアの方も仰っているように、
レバレッジシリーズの本田さん、
整理術の佐藤可士和さんなど、
ビジネス書のベストセラーの著者たちが
私生活の一部、生活習慣の一部を披露しています。
印象的だったのは、佐藤可士和さんの几帳面さが
生まれつきのものではなく、小学生の時のガキ大将が
大変几帳面で、家に行った時に衝撃を受けて以来だった、とのこと。
誰でも真似すれば出来るんだ!と少し力を得ました。
そのほかも早起きする、テレビを見ない、
時間割を作る、など十分に忙しいであろう
第一線で活躍されている方々の生活習慣を見て
こちらもとても勉強になりました。
レバレッジシンキングの本の内容とは印象が違う
本田さんの長い髪、黒い肌も印象的でした
(本の内容とは関係ありませんが・・・)。
なるほど
★★★★★
生活習慣見直しの書籍はあまた出版されている。
悲しいかな、それらの書籍は著者が思う原理・原則の集積であり、生活感がない。
一方、「才能がある人の生活習慣」はそうではない。
様々ジャンルの著名人が自信の信ずる原理・原則に加えて、生活レベルでの使用例が詳細に記されている。
おすすめです。
ちまたで話題な人生の達人たちのリアルな行動習慣
★★★★☆
このムックの一番の見せ場は、話題な人生の達人たちの姿を写真で
見ることができるところです。著作を読んでいただけでは、なかなか
わからない、著名な達人たちの、仕事場、生活の場、日頃行っている
こと、スケジュール帳、手帳、メモなども公開。
特に、レバレッジシリーズでおなじみの本田直之氏や、土井英司氏、
石田淳氏、荘司雅彦氏、その他多数の有名人の日常における発想法、
セオリー、習慣などを幅広くインタビューしていて、大変勉強になります。
書籍を読むだけでなく、こういった達人たちのことを知り、自分の生活習慣、
思考習慣を見つめ直す、という、様々な違った観点からの刺激を得る
ことができて、いい感じになれます。