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黄金の華 (文春文庫 (ひ15-2))

価格: ¥800
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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後藤庄三郎 ★★★★★
登場人物が最小限に絞ってあり、展開が大変わかり易い。後藤庄三郎の人生をこの作品で始めてしりました。虎の城、黒衣の宰相、兼継など大作でしかもどれも大変面白く読ませてもらった。歴史小説180作品目の感想。2008/12/15
徳川幕府草創期を別の視点から ★★★★☆
 江戸時代を通じて、金座・銀座を支配した初代・後藤庄三郎の話。

 今風に言えば、女性スキャンダルに巻き込まれて左遷…しかし左遷
先でチャンスを掴み、一気に江戸幕府の中央銀行総裁兼財政顧問まで
駆け上がっていく様は見ていて非常に面白い。

 中盤からの大久保長安との暗闘、徳川幕府内の権力闘争が後藤庄三郎
の視点から描かれており、非常に面白い。

 また、一般的に米重視政策を採ったと考えられている徳川家は、家康時代
まではきちんとした貨幣経済の感覚を有していたと言う点でも刺激がある。

 エンターテイメントと歴史の再検討、両方の視点から楽しめる良書
と言えよう。
現代人の教養として最適な出世物語 ★★★★★
京の都に居られなくなった一介の商人が江戸に下り、そこで徳川家康に商才を見出される。やがて彼は、幕府内の重要な地位(現代の日銀総裁に相当する)に昇りつめる。出世の過程での周囲からの嫉妬、政敵(ライバル)が送り込む刺客との死闘(チャンバラ)、権力を手にした晩年の孤独。これらのパターンは、同著者が1999年に執筆した「全宗」(小学館)と共通している。また、主人公が女性との関係に対して常に冷静(クール)である点においても、「黄金の華」と「全宗」は似通っている。
比較的目新しい視点で・・・。 ★★★★☆
内容紹介の文句につられ購入。
徳川関係の話だと、どうしても政治・戦争など徳川家康を中心としたものが多く知識としても、そっちに偏っている。それだけに従来の視点から若干ずれたところから書かれていたので魅かれた。かなり読みやすい文体ですらすら読める。後は、高校時代に習った金座・銀座がでたりして、うんうんとうなずきながら読める部分もあった。読みやすかったので2,3日で計5時間ちょいで読めた。